3行まとめ
- 2025年4月28〜30日、カンパラで第15回ウガンダIGFが開かれました。テーマは同年6月の世界IGFオスロ大会と同じ「デジタルガバナンスをともに築く」のウガンダ版で、本会合は4月30日です。
- 公式プログラムにはバリョムンシICT国家指導大臣の開会基調、検察・NITA-U・マケレレ大学AIラボ・学術ネットワークRENUが並ぶメインセッション、職業訓練校や難民支援団体を交えた教育とテクノロジー、プラットフォーム労働者の権利、そして招待制の議会セッションが並びました。
- AI・データガバナンス・デジタル包摂を国会議員が専用セッションで扱う形は、この年の特徴です。2006年発足の年次対話が15回目を迎え、立法府を正式に巻き込む段階に入ったことを示す回といえます。
こんにちは、中澤です。この記事は 第15回ウガンダ・インターネットガバナンスフォーラム(UIGF 2025) を、公式発表・議事録・現地報道にあたって整理した詳報です。忙しい方は上の3行まとめと図解だけでも骨子がつかめます。
大会の基本情報(公式発表より)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 第15回ウガンダ・インターネットガバナンスフォーラム(UIGF 2025) |
| 回次 | 第15回 |
| 会期 | 2025-04-28 〜 2025-04-30 |
| 会場 | カンパラ(本会合は4月30日。UIGF公式一覧による) |
| テーマ | Building Uganda's Digital Governance Together(ウガンダのデジタルガバナンスをともに築く) |
| 基調講演 | クリス・バリョムンシICT国家指導大臣(公式プログラムの開会基調) |
| 主催 | UIGF(コンビーナー: リリアン・ナルウォガ)。CIPESA・Enabel・ISOC財団・CADE・EU・Pollicy・IGFSA・ISOCウガンダ支部が協賛 |
(出典: 文末の出典一覧を参照)
ディスカッション・ダイジェスト(議事録より)
現地の議事録・セッション記録から、議論の核心部分を抜粋・翻訳してお届けします。
1. 第15回の構成 — 検察からAIラボまで並ぶメインセッション
取り上げたセッション: 公式プログラム(開会式・メインセッション)
- 開会式ではバリョムンシICT国家指導大臣が基調講演者に立てられ、メインセッションには検察庁(DPP)のトラチ委員、NITA-Uのルウェジュ氏、マケレレ大学AIラボのナカトゥンバ=ナベンデ博士、学術研究ネットワークRENUのキェンバ氏が登壇者として組まれた——法執行・行政・AI研究・技術基盤を一枠に collect する設計である [2]
- 教育とテクノロジーのセッションには職業訓練カレッジ、教員養成校、難民の若者を支援するYARIDなどが並び、プラットフォーム労働者の権利セッションにはBarefoot Law(法律支援)や労働者代表が配置された [2]
2. 議会を巻き込む — 招待制の国会議員セッション
取り上げたセッション: 議会セッション(公式プログラム記載、招待制)
- 公式プログラムにはAI・データガバナンス・デジタル包摂を扱う招待制の「議会セッション」が設けられ、国会議員・市民社会・規制当局・民間が政策と戦略を審議する場として設計された。報道ではウガンダ初の「議会インターネットガバナンスフォーラム」の発足として伝えられた [2][1]
- ルワンダIGFが2025年に議員IGFトラックを開始したのと同様、東アフリカの国内IGFが立法府を制度的に組み込む同時代的な動きの一環である [2][1]
3分ショートトーク — よくある疑問に答えます
Q. 何が決まった会議なの?
A. 年次対話の第15回で、決定の場ではありません。特徴は国会議員向けの専用セッションを設け、AI・データガバナンス・デジタル包摂を立法府に直接届けた点です。世界IGFオスロ大会と同じテーマを2ヶ月先取りして国内で議論しました。
Q. 本当に開催されたの?
A. はい。カタログでは「予定記載ベース」とされていましたが、UIGF公式サイトの過去イベント一覧に第15回として事後掲載されており、詳細な公式プログラム(大臣基調・全セッション・登壇者)も公開されています。
Q. 日本に関係ある?
A. プラットフォーム労働者の権利を国内IGFの正式セッションに据えた点が新しく、日本のフリーランス新法やギグワーカー論議と同じ問題系です。議会をIGFに組み込む動きは、IGF議連的な仕組みの国際比較材料になります。
Uganda IGF ってどんな会議?(はじめての方へ)
Uganda IGFは、地域・国レベルでインターネットガバナンスを議論するIGFイニシアティブのひとつです。
日本の私たちへの影響
この大会の議論は、数年内に日本のデジタル政策・プラットフォームのルール・AI規制に反映 されていきます。2025年大会で確認された方針は、あなたが毎日使うスマホ・SNS・AIサービスの「次のルール」の土台です。
出典・参考資料
- Past UIGF Events(公式一覧: 2025 UIGF〈15th Edition〉— 2025年4月30日・カンパラ・テーマ・協賛者。開催実施の事後記録) — Uganda Internet Governance Forum(uigf.ug)(参照: 2026-07-23)
- Uganda Internet Governance Forum 2025 Programme(公式プログラム: 大臣基調・メインセッション・教育とテクノロジー・プラットフォーム労働者の権利・議会セッションの構成と登壇者) — Uganda Internet Governance Forum(参照: 2026-07-23)
- Uganda Internet Governance Forum 2025(ISOC財団の2025年助成プロジェクト記録) — Internet Society Foundation(参照: 2026-07-23)
- Uganda IGF(UIGF公式サイト: 28-30 April 2025 Kampala の開催情報・2026年大会〈5/27-28カンパラ〉予告) — Uganda Internet Governance Forum(uigf.ug)(参照: 2026-07-23)
※ 記事中の [数字] は出典番号を示します。
関連リンク
- IGF公式(リージョナル/ナショナル一覧): https://www.intgovforum.org/en/content/national-and-regional-igf-initiatives
- 日本IGF: https://japanigf.jp/
- 参考:中澤祐樹ブログ https://nkzw.jp/category/igf/
更新履歴
第1稿投稿 2026年8月2日 21時12分(記事コンテンツアップ)
— 中澤祐樹

