SEO、マーケティングで使えるあらゆる手法~あまたのSEO施策~

ゼロから始めるウェブサイト制作とSEO施策

本記事では、ゼロから始めるウェブサイト(ブログ含む)のマーケティング、SEO施策について、全ての施策について説明していきます。
正々堂々としたSEO施策から、ネガティブな印象を受けるSEO施策と様々です。
相手が正攻法で攻めて来るとは限らないため、情報戦で情報を網羅した上で、適切なSEO施策が求められます。

ホワイトハットSEO(内部施策)

ホワイトハットSEO(内部施策)
 施策対象サイトであるメインサイト内で出来るSEO施策です。
外部施策であるブラックハットSEOに対して、内部施策のため、ホワイトハットSEOと呼ばれる事があります。

記事コンテンツ最適化

記事コンテンツ最適化
 検索ボリュームに沿った、読み手、及び検索エンジンにとって読みやすい記事を作成する事です。
読者、読み手にとって、有益な記事であることは必須条件です。

 現在では、最初にこの記事で得られる要約、まとめを3行程度で最初に記述す事が多くなってきています。
読者、読み手が時間効率を重視される傾向があるためです。
映像関係では、ドラマや映画の再生に1.5倍速、2倍速などがあり、映像分野でも、現代人の多忙さに応えるシステムが導入されています。
映像分野と同じく、SEO施策でも、この記事が、何を伝えられるか、先に提示する必要性が高まっています。

検索エンジン、ボット最適化

検索エンジン最適化/ボット最適化
 以前より、検索エンジンにとって、判読しやすい文章であることも重要です。
昨今は、検索エンジンの進化に伴い、人間と機械に対して、有益であるコンテンツの違いが薄くなってきています。
とは言え、検索エンジン向けにMETAタグやリード文を付ける事は、現在でも重要な要素になっています。

 なお、本稿では、一般的な内容を記載しており、詳しくは、専門文献、専門書籍をご覧ください。

メタタグ

 機械、検索エンジンに対して、サイト保有者が提示したいキーワード、文章を簡潔に表記する内容です。
2000年代には、<meta keywords>という項目が重要視されていました。
2023年現在では、<meta description>、及びにディスクリプション(description)を記載することで事足りています。
また、<title>、及びに、2000年代にキーワードとして記載していた単語を羅列することが多くなっています。
例1:<title>ドメイン取るならウルトラドメイン | ドメイン取得 | ドメイン検索 | 独自ドメイン</title>
例2:SEOにも効果大なドメインとは?ドメインの基本を初心者に徹底解説

ディスクリプション(description)

 前項のメタタグにディスクリプション(description)に記載する内容です。
約100文字程度に要約すると良いでしょう。

例:ドメインの基本について学びたい方へ。ドメインの意味や重要性、取得方法や管理方法など、これからドメインを取得しようか考えている方に向けて基本的な知識をわかりやすく解説します。

リード文

 記事の一番上に記載する要約や3行まとめの事です。
その記事が何を伝えたいか明示する物で、離脱率に大きく影響を及ぼします。
そのため、一番力を入れて記載する内容の一つです。

例:「ホームページやブログを運営したいけどドメインって何だろう?」
「ドメインはどうやって決めればいい?」
この記事では10年以上ドメインの販売やコンサルタントを行ってきたプロが初心者に向けてわかりやすく解説します。
記事を読めばサイトのアクセス向上や、SEOにも有効なドメインの基本理解とトラブルを防ぐ管理方法がわかります。

画像ファイルサイズ最適化

画像ファイルサイズ最適化
 JPGやPNGの画像ファイルは、ファイルサイズが大きいです。
制作時の画像ファイルのサイズは、数MB以上あることがあります。
PC、スマートフォンそれぞれのブラウザ表示に対して、適切な画像の大きさ、ファイルサイズに調整することが望ましいです。
読み込み速度が遅いと、離脱率が大幅に上昇します。
3秒間ウェブサイトが表示されないと、ほぼ100%の人が、そのサイト、表示されているタブを閉じると言う統計が出ているくらいです。

 ワードプレスなどのCMSでは、自動的に調整してくれるプラグインがあるため、活用するのも手でしょう。

内部リンク施策

内部リンク施策
 内部リンク施策とは、運営するサイト内、ドメイン内で、リンクを行う事です。

 例えば、料理に関するサイトを運営していたとします。
ショートケーキの作り方の記事があります。
そして、ホイップクリームの泡立て方の記事があるとします。
ショートケーキの記事内で、ホイップクリームの泡立て方の記事を紹介、被リンク、内部リンクを施します。
すると、読者にとって、有益な記事であり、検索エンジンも良い事であると判断する傾向があります。

 自身で作り上げた記事で、相互にリンクしたり、一方的にリンクしたり、関連するおススメ記事へのリンクなど、多方面で内部リンク施策は行う事が出来ます。
裏返すと、無関係の自サイト内での内部リンクは、検索エンジンから見て、ペナルティの対象となる可能性がありますので、注意を払いましょう。

読み込み速度最適化(サーバー強化)

読み込み速度最適化(サーバー強化)
 ウェブサイトの読み込み速度を強化する事です。
前項にも記載しましたが、3秒間ウェブサイトが表示されない、画像が読み込まれない場合、そのサイトを閉じる確率が100%に近くになります。
業界では3秒ルールなどと呼称する事もあります。
3秒以内の表示が最低限の要件であり、理想は、1秒以内に表示される事です。

下記のGoogleの「PageSpeed Insight」で、表示スピードの測定が可能です。
https://pagespeed.web.dev/

自身のウェブサイトのURLを入力の上、測定を行います。
概ね緑色のステータスバーになっていれば、問題はないでしょう。

共有サーバー(レンタルサーバー)のリスク

共有サーバー(レンタルサーバー)のリスク
 共有サーバーであるレンタルサーバーでは、SEO施策上、大きなリスクがあります。
建物で例えると、一軒家とマンションの違いです。
光ファイバー回線においても、一軒家では、速度の低下はあまり見られません。
マンションだと、共有部分から各戸までは専用回線、そこから、NTTの基地局までは、共有回線である事が多いです。
もちろん、一戸建てにおいても、周囲16軒で一本の光ファイバーでまかなう場合があり、一概に比較は出来ません。
とは言え、マンションの場合、一棟で100戸、大規模なタワーマンションだと1,000戸を越える場合があります。

 同様に共有サーバーであるレンタルサーバーも、1台のサーバーを1000~5000人で共有しています。
最近では、サーバーの処理能力向上に伴い、1台のサーバーの収容人数が大きくなる傾向があります。
更に、一人で数サイト運営する人もいるため、サイト数では、数万を超える場合があります。
CPU、メモリ、ストレージ(SSD、HDD)などは、数千人で共有して、ウェブサイトが公開されています。

 バズるという単語がありますが、共有サーバー上の誰かのウェブサイトが、一時的に人気が出てしまった場合、他の利用者のサイトへアクセスが著しく悪化する、アクセス出来ない事があります。
収容人数と収容サイト数が多いと、自ずとバズる確立は飛躍的に高まります。

 また、収容されている赤の他人のウェブサイトがハッキング、クラッキングされた場合、ブラックリストに全てのウェブサイトが掲載されてしまいます。
良くある事例としては、ワードプレスなどのCMSがクラッキングされて、スパムメールを大量に送信されてしまった場合です。
他にも改ざんされ、フィッシング詐欺のサイトに変わり果てるなど、良く報告される事例です。

 筆者もレンタルサーバーを提供しており、その運営上の経験から、上記2件は度々報告され、急ぎ対応に回る経験があります。
その場合、数あるブラックリストにそのサーバーのIPアドレス、公開されているドメインがブラックリストに掲載されてしまいます。
そうなった場合、サーバー管理者が気づいた時点で、各種ブラックリストを公開している100以上の団体に解除申請を行う流れとなります。

 ここで、焦点となるのは、ブラックリストの掲載されたIPアドレスで公開されているドメイン、ウェブサイトは、SEO施策として、マイナスの動きを取ってしまう点です。
要するに検索順位が、ガクッと落ちると言う事です。

 趣味で、日記やブログを付けて、友人など特定の人たちとしか共有しないウェブサイトならば、この問題は気にする必要はないでしょう。

 本記事の趣旨のSEO施策において、SEOを気にする人ならば、致命的な問題となります。
その観点からも、安いからと言って、共有サーバーであるレンタルサーバーは、絶対避けるべきでしょう。
なお、専用サーバーとなると、月額数万~数十万円を超えてしまう事があります。
IPアドレス占有型の共用サーバーと言うサービスもあります。
自分だけで利用するIPアドレスを専用で利用できるので、自分自身が失態を犯さない限り、十分と言えるでしょう。
また、知識とメンテナンスするリソースがある人は、仮想サーバーであるVPSやクラウドを利用するのも手でしょう。

 IPアドレス占有型の共用サーバーは、月額数千円レベルです。
数万サイトのどれかのサイトがクラッキング、ハッキング、改ざんされ、リスクを負う事を考慮すれば、IPアドレス占有型の共用サーバーを利用するのは、リスクマネジメントとして、高くないと思われます。

ブラックハットSEO(外部施策)

ブラックハットSEO(外部施策)のリスク
 施策対象サイトであるメインサイト以外で出来るSEO施策です。
ホワイトハットSEOの白と対象に黒であるブラックハットSEOと呼ばれています。
2010年代は、ホワイトハット、ブラックハットと呼ばれることが多かったです。
2023年現在では、内部施策、外部施策と日本語で呼ばれる事も増えてきました。

 ブラックハットSEO(外部施策)は、外部のドメイン、ウェブサイトであるオウンドメディア、サテライトサイト、被リンクを目的としたウェブサイトなどが該当します。

オウンドメディア

オウンドメディア
 オウンドメディアという言葉は、2010年代後半から使われるようになって来ました。
メインサイトとは別に、コラムや専門知識を提供するウェブサイトとして運用されます。
メインサイト内で、オウンドメディアを展開する場合もありますが、欠点があります。
検索ページで、1つのウェブサイト、ドメインとして検索結果が表示される点です。

 オウンドメディアの場合、ドメインが異なるので、検索順位1~2位を独占するなど可能です。
もちろん、サブページとして、メインサイトが2件表示される場合もあります。
その場合には、メインサイト、オウンドメディアで、それぞれ2ページずつ10件の内、4件検索表示されると都合が良いですね。

 また、オウンドメディアは、外部のSEO事業者に制作を任せる事も多いです。
その観点から、メインサイトへのアクセス権与えず、オウンドメディアで好きに、自由にSEO施策してもらう方が、セキュリティ上、都合が良いという点もあります。

 2020年代から、オウンドメディアの運用を行う大企業は、かなり増えています。
中小企業でもSEO施策の一環として、採用しているパターンが多いです。

 筆者も、売上目的ではなく、会社やサービスを知ってもらう目的で、オウンドメディアを展開しています。
インターネットやドメイン、サーバーに関する情報の提供を行っており、直接、売上に直結するコンテンツではありません。
読者、読み手に良い情報が提供できればと考え、オウンドメディアを展開しています。

 なお、有益なコンテンツが増えてくると、自然に第三者がブログやSNSで紹介するパターンも増えるでしょう。
その場合、ドメイン施策のドメインの価値、信用スコアが上がり、検索結果で優位な状況を作り出せることでしょう。

サテライトサイト

サテライトサイト
 直訳すると衛生サイトです。メインサイト(施策対象サイト)に対して、周囲に配置するウェブサイト群の事です。
サテライトサイトは、通常30~1,000サイトなど、多くのウェブサイトを制作し、公開します。

 サテライトサイトの使い方には、大きく2つの目的があります。

  • メインサイトで拾いきれない検索ボリュームを広い、メインサイトへ誘導する
  • メインサイトへ被リンクを向ける事により、メインサイトのドメインパワーの向上を狙う

検索ボリュームを拾う

検索ボリュームを拾う(ビッグワードとスモールワード)
 検索ボリューム、検索キーワードとしては、ビッグワード、スモールワードの2種類があります。
ビッグワードは、レッドオーシャン市場で、熾烈な戦いが行われています。
スモールワードは、ブルーオーシャン市場で、穏やかな戦場です。

言葉

レッドオーシャン

人通りの大きい駅前通りで、出店し、競合と熾烈な集客争いするような台風が吹き荒れている赤い海の様な激しいところ。
例1:ターミナル駅の喫茶店などが該当します。
例2:国道沿いのロードサイド店

ブルーオーシャン

あまり人通りが多くなく、競合が少ない静かなさざ波の様な穏やかな青い海のようなところ。
例1:山麓の喫茶店など、ひっそりと営業しているお店などが該当します。
例2:国道から一本裏に入った道のお店や、県道、町道沿いにあるお店など

被リンクを受ける事によるドメインパワー向上

被リンクによるドメインパワー向上
 サテライトサイトが、100~1,000サイトある事により、そこから発せられる被リンクにより、ドメインパワーが向上します。
具体的には、ドメイン施策の項目で詳細は語る事とします。

 検索エンジンは、価値のあるウェブサイト、ドメインを数値化しています。
分析会社最大手のAhrefs社の指標では、DR(ドメインレーティング)で、数値化して、優劣を見る事が出来ます。

 サテライトサイトで、平均してDR20~40のサイトが100サイトあったとします。
元々のメインサイト(施策対象サイト)のDRが50だったとします。
100サイトから、被リンクを受ける事により、引用されている事が多いと検索エンジンが判断します。
すると、メインサイトのDRが60~70台に向上します。

 DR50の時と、SEO施策後のDR60~70台では、検索エンジンの検索順位に圧倒的な差が生まれます。
検索順位が上がると言う事です。
具体的にどのくらい上がるかは、メインサイト(施策対象サイト)が商売やサービスを提供しているカテゴリ、分野、競合の強さにより、総合的に決まります。

 よって、サテライトサイトの製作ウェブサイト数も、競合他社を打ち破る目標を立てて、計画していく事になります。

外部リンク施策

外部リンク施策
 自社の他のサービスや親会社、子会社、関連会社などと相互リンクするのが一般的です。
会社のコーポレートサイトでは、主要取引先として会社名の他に、その会社のホームページのリンクを貼ったりする事も多々あります。

 取引先同士、相互リンクを行うのは、コーポレートにおいて、一般的な外部リンク施策であると言えるでしょう。

 その他にも、運用しているウェブサイトのドメイン以外からの外部リンク、被リンクは、全て外部リンク施策に該当します。
その外部リンク、被リンクが好意的か、悪意的かは、サイト運営者が判断し、否認ツールで被リンクの効果を無効化することが出来ます。

相互リンク

相互リンク
 一般的に、企業が複数事業やサービスを行っている場合、コーポレートサイトから、各サービスへリンクを行います。
そして、各サービス内で相互リンク、及びコーポレートサイトへの運営者情報としてリンク、提示する事は、最低条件と言えます。
サービスサイトに運営者が不明では、怖くて使いたくないですからね。
よって、信用性、公明性、権威性においても、運営者情報から、外部リンク施策としても意味もあり、相互リンクは必須と言えます。

アライアンス(同盟)

アライアンス(同盟)
 競合他社ではあるが、アライアンスという形で、同盟を結ぶスタイルが存在します。
競合他社なので、基本的には、競合他社に顧客を奪われたくは無いでしょう。
しかし、同じ地域、同じカテゴリの競合他社が、その会社を含めて10社あったとします。
その内、3社で同盟を組んだとします。
相互リンクを貼り、SEO施策等全般をその3社で、検索結果の上位を1~3を独占出来たとします。
検索エンジン1~3位へのアクセスが、およそ80%の人が、クリックしているという統計データもあります。

 その場合、1社単独で、SEO施策や広告宣伝費をかけるより、結果として連盟、アライアンスを組んだ方が、売上、利益を大きく出来る事があります。
仲間内で顧客を共有、融通しあい、談合する形となります。
実際に、私も、知人の不動産企業の社長さんが、その様なアライアンス、連盟により、苦労されている実態を見ております。

被リンク購入

被リンク購入
 被リンクを販売しているサイトで、リンクを購入し、被リンクをもらう方法です。
邪道と言われる方法で、お勧め出来ません。
2023年8月現在、SEO施策として、有効なSEO施策となっています。

 倫理的に考えて、良くない事は明らかなので、検索エンジンのアップデートにより、将来的に、ペナルティーを受けていく事でしょう。
数年は、検索エンジンの知能が、そこまで把握しきれていないのが現状で、数年程度は、施策として、使えるかもしれません。
繰り返しになりますが、そういった購入リンクと呼ばれる被リンクを外国の企業から購入した場合、消してもらう事が困難で、履歴として残ります。
もちろん、否認ツールを使って、被リンクの効果を消す事はできます。
ですが、そのリンクがあった事実、あり続けるかもしれない事実は、消す事が出来ない可能性が非常に高いです。
私は、お勧めしませんが、利用するならば、サービスとの相性を考慮し、慎重に選択して下さい。

 なお、質の悪い被リンクやペナルティーを受けているドメインからの被リンクを購入し、敵対勢力、競合他社に被リンクを向ける事も可能です。
詳しくは、ネガティブSEOの項目で解説します。

信用性がある被リンクの購入

信頼性のある被リンクの購入
 出版社やテレビ局のメディアから、
「記事を掲載しませんか?」
「本を出版しませんか?」
「モデルさんとベンチャー企業の社長との対談に出演しませんか?」
など、連絡が来る事があります。

 逆に、こちら側から、申し出る事も可能です。
有名でまともな運営母体の出版社やテレビ局であれば、広告宣伝としても、被リンクをもらえるSEO施策としても、非常に有効でしょう。

 参考までに、テレビ局の出演では、100万円程度の費用が掛かります。
私も、何度もオファーを受けた事があります。

 令和ドメイン(令和.comやreiwa.biz、reiwa.infoなど)を85%取得した当日には、日本テレビから無料出演のご依頼がありました。
転売したり、悪用したりする事を目的ではなく、レジストラとして、実力を示すため、事前に専用プログラム、システムを用意しました。
数十年に一度の機会ということで、令和ドメインを多数取得しました。

 しかし結論から言うと、日本テレビは、絵面的に、面白くないとの事でした。
「令和ドメインを1億円で売ります!!」みたいな絵面を要望されましたが、ドメイン事業者として、公明性を担保したかったため、出演は見送らせていただきました。
なお、その当日は、複数のテレビ局で、平成から新元号の発表にドメインを取得するために、複数のパソコンを準備されて、令和ドメインを取ろうとしている方々の映像が多数放送されていました。
その方達の心情を考慮すると、ドメインのレジストラである問屋が、一般人より圧倒的に有利であることは明らかで、その思いを踏みにじりたくないという思いがありました。

 次に、中堅以上のメディアサイト運営に記事の掲載を依頼する場合、月1~3万円が相場となっています。
被リンクをもらう事で、記事をご覧いただく方を含めると、認知度も上がるでしょう。
ドメインパワーが上がり、検索エンジンの結果で、良い結果にも繋がって行くでしょう。

 例えば、士業の方であれば、士業の登録サイトに登録するのが分かりやすい事例となります。
有償であったとしても、複数のサイトに登録し、検索エンジンで士業の紹介サイトから、顧客が得られる期待もあります。

 どこまでが、ホワイトで、グレーで、ブラックなのか、明確な基準はありません。
信用性がある被リンクの購入や登録は、運営母体がまともな所であれば、まず問題になる事はないでしょう。

スパムリンク

スパムリンク
 スパムリンクトとは、人為的に被リンクを増やし、かつ被リンク元のコンテンツがない、価値がないに等しい被リンクを多数受ける行為です。
2023年現在、SEO施策として、倫理的な問題はあるものの、SEO効果として、結果が出るのが現状です。

 具体的には、

  • Googleのブログサービス:ブログスポット「***.blogspot.com」から、100サイト開設して、被リンクを向ける
  • さくらインターネットのレンタルサーバー:付属のサブドメイン「***.sakura.ne.jp」から、100サイト開設して、被リンクを向ける
  • FC2ブログ:付属のサブドメイン「***.fc2.com」から、100サイト開設して、被リンクを向ける
  • アメーバブログ:付属のサブドメイン「***.ameblo.jp」から、100サイト開設して、被リンクを向ける
  • その他レンタルサーバーも同様に、Ahrefsの指標のDR80~90等のDRが高いサブドメインから、被リンクを量産

があります。

 特に、無料で開設できるブログや無料のレンタルサーバーの付属のサブドメインが、悪用される事が非常に多くあります。
日本国外にも同様のサービスは多々存在しており、それらも含まれます。
なお、Googleのブログスポット「blogspot.com」からの悪質な被リンクは、Google自身に対しての影響なのか、ペナルティーを受けにくい印象が強いです。
しかし、近い将来、そう言った逃げ道は、検索エンジンのコアアップデートで潰されて行く事でしょう。

ドメイン施策

ドメイン施策
 ドメイン施策とは、中古ドメイン、リユースドメイン、オールドドメインと言われる過去に第三者が使っていたドメインを活用する施策です。
初級者~中級者は、中古ドメインを販売している事業者から、ドメインを買う事になるでしょう。

 上級者は、自身でドメインを見定めて、目利きを行い、バックオーダーを行い、オークションの末、ドメインを調達するのが一般的です。
ただし、ペナルティーを受けているかどうかは、ドメインを自分の所有物にして、DNSレコードのテキストレコードなどで所有権を明示して、ペナルティーチェックを受けているかどうか、落札後に確認できます。
相応のリスクと目利き能力が要求されます。
よって、初心者や中級者には、

ドメイン引っ越し(中古ドメイン施策の被リンク効果)

ドメイン引っ越し
 今使っているドメインを、他のドメインに変更する引っ越し作業の事を言います。
主に、ドメインパワーの高いドメインに、引っ越しする事により、被リンクが多く、サイト価値が高いとみなされ、各種クローラーが頻繁に引っ越し先のドメイン、ウェブサイトに回ってきます。
その結果、検索エンジンで上位表示を獲得したり、流入数増加(アクセス数増加)に繋がります。

 古い元のドメインは、保有し続け、引っ越し先のドメインに301リダイレクト(恒久的なリダイレクト、SEO施策の価値あり)の設定を行いましょう。
古いドメインへの被リンク数が少ない、元々流入数が少ない場合には、数年後の状況を見て、廃止(ドメインを更新しない)しても良いでしょう。

リダイレクト施策

リダイレクト施策
 ドメインの設定には、リダイレクトと言う機能があります。
これは、会社の合併や吸収の様に、ウェブサイト、ドメイン名も合併や吸収があり得るためです。

 A社と言うコーポレートサイトの会社ホームページが、AAA.comで公開されていたとします。
B社と言うコーポレートサイトの会社ホームページが、BBB.comで公開されていたとします。
B社がA社を買収したとします。
その場合、AAA.com → BBB.com にリダイレクトで、アクセスを転送する事が一般的です。

もし、これが、A&Bホールディングスなど、新規ドメインを取得した場合の新規ドメイン名が「ABHD.com」とします。

 その場合、

  • AAA.com > ABHD.com
  • BBB.com > ABHD.com

へ、2件とも「ABHD.com」へ、リダイレクト設定、アクセスを転送する事が一般的です。
なお、この2事例では、どちらも、301リダイレクト設定が使われる事でしょう。

301リダイレクトと302リダイレクトの違い

301/302リダイレクトの違い
 ドメインのリダイレクト設定には、301リダイレクト(恒久的なリダイレクト)と302リダイレクト(一時的なリダイレクト)の2種類があります。

  • 301リダイレクト:恒久的・永久的なリダイレクトであり、ウェブサイト、ドメインの引っ越し時に使用される
    ドメインに紐づく被リンクの影響を受けるため、SEO上利点がある
  • 302リダイレクト:一時的なリダイレクトであり、サーバーの移転やウェブサイトのメンテナンス等に使用される
    ドメインに紐づく被リンクの影響は無視されるため、SEO上利点がない

301リダイレクト施策

301リダイレクト施策
 301リダイレクト施策を行う事によって、SEO上、有利に施策を行う事が出来ます。
施策対象サイトであるメインサイトに向けて、中古ドメイン、リユースドメインを301リダイレクトにて、複数ドメイン行っていきます。

 複数ドメイン(数ドメイン~100ドメイン以上)の301リダイレクト施策を行う場合、リダイレクト設定を行う間隔を、1~2週間以上空けて、実施して下さい。
一度に、多くのドメインから、301リダイレクトが行われ、同タイミングで多くの被リンクが急増してしまう場合、怪しい動きと捉えられる懸念があるためです。

 10日に一度301リダイレクト施策の設定を行う、毎週○曜日に301リダイレクト施策の設定を行うなど、業務フローに組み込むのがお勧めです。

サテライトサイトの301リダイレクト施策

サテライトサイトの301リダイレクト施策
 SEO施策で、競合他社との競い合いの度合いに寄りますが、サテライトサイトに301リダイレクト施策を行う事も、非常に有効です。
サテライトサイトの場合、30~500サイトなど、サテライトサイトを製作していく事が一般的です。

 上場企業のリクルート系企業の場合、施策の追加で、1,000サイト分のサテライトサイトを追加したりする規模です。
当然、記事コンテンツの最適化などのホワイトハットSEO系やオウンドメディアの複数展開は、実施されている様な、広告宣伝費が日本国内の中では、非常に大きな部類の属性です。

 実際、筆者が経営する会社のウルトラドメインのウルトラサーバーと言うIP分散サーバーに、こういったご相談を良く受けます。
IP分散サーバーは、サテライトサイトを運用する際に使用するレンタルサーバーです。
IPアドレスが「123.456.XXX.YYY」と言った形で、XXXの部分のクラスC相当以上のIPアドレスが、連番にならない様、分散するサーバー、サービスになります。

  • 123:この部分がクラスAと呼ばれる
  • 456:この部分がクラスBと呼ばれる(注:IPv4に256以上の数値は存在しないが、現存するIPアドレスであると芳しくないため「456」と表記しています)
  • XXX:この部分がクラスCと呼ばれる
  • YYY:この部分がクラスDと呼ばれる

IP分散サーバーは、RSSやニュース情報の取得のプロキシサーバー(分散プロキシ)としても、活用される事が多いです。

 話を元に戻しますが、サテライトサイトが100サイトの場合、301リダイレクト施策のリダイレクト設定の期間の間隔を、大きく考慮する必要がない点です。
何と言っても、100サイトありますので、1日に5ドメインの301リダイレクト施策を行っても、5/100=1/20のサテライトサイトで施策が行われたことになります。
間接的な被リンク効果になります。
ちょうど、総祖父母から、子に対して、財産が相続されるような形で、必ず親であるサテライトサイトを経由します。
そのため、被リンクの効果も多少落ちますが、群を用いて、戦略を立てざる負えない市場、競合他社の場合に、非常に有効です。
その分、費用も相応にかかりますが、リターンも大きいです。
ハイコスト、ハイリターンと言ったところでしょうか。

逆SEO施策(Reverse SEO)

逆SEO(ReverseSEO)
 逆SEOは、英語で「Reverse SEO」と言います。
SEOの逆という意味ではありません。
検索エンジン1ページ目に10サイト表示されているとします。
自社の検索順位が1位だったとします。
検索順位2~3位にも、50~80%の人が、クリックするという統計があります。
 検索順位2位に自社のオウンドメディアA、検索順位3位に自社のオウンドメディアBを展開したとします。
すると、ほとんどの人(最大80%)の人が、全て、自社のサイト内に訪れる、アクセスする事となります。

 その他、自社へのサテライトサイトで、残り7件を埋めてしまいます。
そうなると、検索ページ1ページ目は、すべて自社関連サイトとなり、競合他社のサイトへのアクセスを絶つ、軽減する事が出来ます。
結果として、自社の販売機会増加に繋がり、売上、利益が上がります。

 また、違う意味での逆SEOの使い方があります。
検索1ページ目(検索順位1~10位)の中に、自社にとって、都合の悪い記事、ウェブサイト、見出しがあったとします。
例えば、企業名またはサービス名を検索エンジンで検索して、それらのページの見出しや記事に、

ブラック企業、パワハラ、セクハラ、詐欺、暴力、犯罪、刑事事件、裁判、不祥事、脱税

等があった場合を想定してみてください。
広報担当者、SEO担当者としては、見逃せない事実かと思われます。
真実の真意は、関係なく、顧客であるユーザーが検索した場合、この会社、またはこのサービスの利用は、控えよう、止めようと考える方が、一定数以上います。
それは、アクセス数の減少につながり、営業機会の減少、売上、利益の減少に繋がります。

 もし、これらのネガティブなキーワードに対して、心当たりがあるならば、会社として、更生していく事が最優先でしょう。
モンスタークレーマーや後述記載のネガティブSEOの一環である場合、粛々と対応していく事は求められます。
そして、検索1ページ目(検索順位1~10位)から、他のウェブサイト、ブログ、記事、自社メディア(オウンドメディア)、サテライトサイト等フル活用し、排除するSEO施策があります。
これも、逆SEOと言われる手段です。
 何も自社に不審点がないのに、評価が悪い記事ばかりの場合、ネガティブSEOを疑った方が良いです。
グルメ系の比較サイトでも、同様に、1つ星評価(★)を大量に投稿し、身代金を要求する様な、ネガティブSEOも現実的に存在し、話題となりました。
 更に、グルメ系比較サイトその物が、不祥事として、金銭目的で、検索順位や投稿評価(1つ星評価)を、悪意を持って操作し、飲食店にSEO施策のためにお金を巻き上げた事件もありました。
 それ故に、自社で、何も悪い事をしたことに心当たりがなくとも、防衛手段として、逆SEOは、非常に有効です。

ネガティブSEO施策(Negative SEO)

ネガティブSEO(NegativeSEO)
 ネガティブキャンペーンを行うSEO施策の事をネガティブSEOと言います。
英語では、そのままで「Negative SEO」と言います。
大きく分けて、2つのネガティブSEO施策があります。

1.前項で述べた通り、競合他社に対して、嘘やでまかせ含め、事実であっても、露骨なネガティブな情報サイトの公開を行う事
2.スパムリンクを100万~数千万の被リンクを競合他社に向ける

ネガティブキャンペーン

ネガティブキャンペーン
 競合他社が自社サイトや、自社のオウンドメディア上で、競合他社を露骨に批判する事は、日本国内では、比較的少ないです。
欧米では一般的な行為として、データに基づき、自社サービスの利点を協調し、競合他社の欠点を指摘しています。

 日本国内でも、自社の利点のPRは一般的ですし、競合他社を名指ししないまでも、H社やT社など、競合他社の会社名やサービス名の頭文字で、欠点を指摘する事は、多々あります。
 日本国民、日本人においては、背徳感上、正義感が強い事を良しとするため、露骨な批判は、外部サイトで行われる事が多いです。
外部サイトであれば、どの企業が、ネガティブキャンペーンを行っているのかを隠匿する事が出来、足が着きにくいです。
情報開示など法的手段、裁判所を経ての開示請求を行えば、誰がネガティブキャンペーンを行っているかは、把握自体は可能です。
ですが、膨大な件数のドメイン、掲示板、秘匿掲示板(2chや5chなど)、Yahoo知恵袋などのQ&Aサービスに対して、情報開示を全て行う事は、経済的合理性にかけ、実現的ではありません。
要するに、非常にお金と時間という労力がかかるためです。

 解決方法は、自社の欠点を補い、質の高いサービス、会社として実行して行く事が最優先で求められます。
欠点が無くなれば、もしくは、無い状態で、ネガティブキャンペーン、ネガティブSEOを行われている場合には、逆SEOで排除する他ありません。
目立ってネガティブな記事の公開を行っているウェブサイトの所有者には、所有者の情報開示の上、裁判を経て、閉鎖させる事も有益でしょう。
その場合、身元が分かった場合には、競合他社がネガティブSEO(ネガティブキャンペーン)を行っていた事実を、IRやPR(プレスリリース)で公表するのも良いでしょう。

大量のスパムリンク(スパム被リンク)

大量のスパムリンク(スパム被リンク).
 膨大な量のスパムリンクを送る手法です。

ネガティブSEOのスパムリンク報告書事例1

 図の「ネガティブSEOのスパムリンク報告書事例1」は、筆者が実験で試したネガティブSEO施策の米国法人からの報告書の抜粋です。
300万ネガティブ被リンクが、妨害する相手の施策対象への25件の抜粋になります。
期間は、1~2週間程度で実施されました。
こちらの例は、自社の実験サイトに向けて、ネガティブSEO施策を実施しております。
ドメインパワー(Ahrefs社のDR、UR、Majestic社のTF)が、実際に低下し、検索順位が落ちた事実も確認が出来ています。

ネガティブSEOのスパムリンク報告書事例2
 前述とは異なる別の米国法人のネガティブSEO施策の報告書の抜粋です。
こちらも、1~2週間の間に、150万のネガティブな被リンクを作り、レポートが送られてきました。

 ネガティブSEO施策は、自社でも実施できますし、外注して依頼する事が出来ます。
大まかな説明をすると、

  1. ブログのコメントスパムを行う
  2. 放置されている掲示板(BBS)にリンクを投稿する
  3. Wikipediaではないユーザー登録式のwikiに無作為にリンクを貼り付ける
  4. ブラックリストに掲載されているサーバーのIPアドレスで、悪意を持って正常運用しているサイト、ブログ等からリンクを貼る
  5. ブラックリストに掲載されているドメインで、悪意を持って正常運用しているサイト、ブログ等からリンクを貼る

等があります。

1~3番は、手動で行う事も出来ますし、簡易スクリプトやRPAツールを活用すれば、コストが低く、自分、自社で行う事が可能です。
4~5番に関しては、独自のネガティブ要因のウェブサイトを大量に保有している必要があり、専門業者に依頼するのが得策でしょう。
5番に関して、スパムドメイン、スパムTLD(トップレベルドメイン)として、有名な「.xyz」、「.xxx」、「.loan」などのブラックリストに掲載されたドメインを大量に再取得、バックオーダーの上、ドロップキャッチを行い、大量にウェブサイトを制作する必要があります。

 更に、それらのウェブサイトは、表向き上、正しき、普通のあるべき姿として、サイト運営されている物です。
一見して、ネガティブSEOされているのか、気づきにくい点が要注意です。

ネガティブSEO施策事例1簡易ウェブサイト
 こちらは、4番、5番の簡易製作されたウェブサイトからのテキストコンテンツ、及びそのリンクになります。

ネガティブSEO施策事例2まともに見える自動車関係のウェブサイト
 こちらは、4番、5番のまともに営業していそうな自動車関係のウェブサイトからの隠しテキストコンテンツ、及びその隠しリンクになります。

ネガティブSEO施策事例2のHTMLソースコード
 前項のHTMLソースコードになります。
自動車関係のサイトではあり、日本語やリンクは一切見えませんでしたが、視覚化出来ていない様仕組み、隠しリンクが記述されています。
当然ながら、被リンクとして有効であり、SEO施策上、リンク先は、ダメージが伴います。

ネガティブSEO施策事例3Wikipediaの様なwiki風
 Wikipediaの様なwiki風の記事に、「porn」という単語(アダルト単語)で、ネガティブSEO対象にリンクを付与しています。

いかがでしょうか?
ネガティブSEO施策と言っても、見破る事が難しい事が理解出来るかと思います。
各種検索エンジンには、被リンクの効果を無効にする否認ツールという物が用意されています。
ネガティブSEO施策をされたとしても、これらの被リンクを無効にすれば、SEO施策上の検索順位は、取り戻す事が可能です。
ただし、手間と時間が必要ではあります。
実際の戦争や紛争、日本の戦国時代でも、妨害工作は、日常的に行われており、それを防ぐ行動を前提として、それらの争いがあります。
経済戦争ではありますが、同様に防御、対処方法を熟知の上、対処して行く事が求められます。

まとめ ~SEOは総合施策、常時監視が重要~

まとめ、SEOは総合施策、常時監視が重要
 攻め、守り、攻防の手段は、数え切れない程あります。
今回事例を上げただけでも、大枠でも、10以上の手法があります。
それらを多重に組み合わせて、SEO施策を施す事により、重層的で、複雑な施策の様に見えます。
基本は、単純で、読み手に取って、良いコンテンツ、記事やサービス、商品を提供する事が、基本中の基本です。
競合他社が、自社にとって都合の悪い、長所を活かした広報宣伝活動を行ってくるかもしれません。
加えて、ネガティブSEO施策やネガティブキャンペーンを実施して来るかもしれません。
SEOのステータスを常時チェック、確認し、攻防を繰り返しながら、集客、売上、利益の向上のために、各種SEO施策を実施していく事が、資本主義経済の本質であると思います。

更新履歴

第1稿投稿 2023年8月19日 18時30分(見出し作成と前半記事コンテンツアップ)
第2稿更新 2023年8月20日 19時10分(中盤記事コンテンツアップ)
第3稿更新 2023年8月27日 19時30分(中盤記事「サテライトサイト」項目のコンテンツアップ)
第4稿更新 2023年9月15日 20時30分(中盤記事「外部リンク施策」項目のコンテンツアップ)
第5稿更新 2023年9月24日 11時30分(終盤記事「スパムリンク」項目のコンテンツアップ)
第6稿更新 2023年9月24日 19時45分(終盤記事「ドメイン施策、逆SEO、ネガティブSEO施策、まとめ」項目のコンテンツアップ)
第7稿更新 2023年10月12日 20時40分(図解3点追加)
第8稿更新 2023年10月15日 5時10分(図解25点追加)
第9稿更新 2023年10月15日 11時10分(文章校正、加筆修正)
第10稿更新 2023年10月19日 16時45分(図解修正、追加1点)
第11稿更新 2023年10月22日 11時40分(誤字脱字修正)