2026年9月26日の夕方、家の前から満月を撮影しました。今回いちばん伝えたいのは、スマホの手持ちでも、マニュアルで露出を合わせれば月の模様まできれいに写せるということです。オート撮影では白く飛んでしまう満月が、シャッター速度とISO感度を自分で決めるだけで見違えるほど変わりました。前半はXperia 1 VIIIでオートからマニュアルへ切り替えていく過程を、後半はCanon EOS R6とRF200-800mm F6.3-9 IS USMで撮った満月を、撮影した順に並べています。
1.オート撮影で家の前から見上げた満月の夜空
夕方6時過ぎ、外に出ると家の上に満月が昇っていた。まずはXperia 1 VIIIをオートのまま空に向けた。
1.オート撮影で家の前から見上げた満月の夜空
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家の屋根と電柱のあいだに、満月がぽつんと浮かんでいる。オートは夜空や雲、家並みまで明るく写してくれるが、肝心の月は小さな光の点になってしまった。
撮影データ:Xperia 1 VIII 広角カメラ(ZEISSレンズ)・焦点距離6.08mm(35mm換算23mm)・F1.9・1/6秒・ISO3200・オート撮影
2.オート撮影では白く飛んでしまった満月
望遠レンズに切り替えて、オートのまま月に寄ってみた。
2.オート撮影では白く飛んでしまった満月
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オートだと周りの暗さに合わせて明るく撮ろうとするので、月は真っ白に飛んで、まわりに大きな光の輪ができてしまった。レンズのゴーストも出ている。スマホで月を撮ると、だいたいこうなるのではないでしょうか。
撮影データ:Xperia 1 VIII 望遠カメラ(ZEISSレンズ)・焦点距離16.18mm(35mm換算140mm)・F2.8・1/15秒・ISO1600・オート撮影
3.マニュアルで1/320秒・ISO100に落とすと光の点になった満月
ここでカメラアプリをマニュアルに切り替えた。シャッター速度は1/320秒、ISO感度は100まで落とす。
3.マニュアルで1/320秒・ISO100に落とすと光の点になった満月
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画面はほぼ真っ黒になったが、それでいい。月はとても明るいので、昼間の景色を撮るくらいの露出で十分です。右側の青い点はレンズの反射だ。
撮影データ:Xperia 1 VIII 広角カメラ(ZEISSレンズ)・焦点距離6.08mm(35mm換算23mm)・F1.9・1/320秒・ISO100・マニュアル撮影・手持ち
4.マニュアル露出で白飛びを抑えた月
広角のまま、構図を整えてもう一枚。
4.マニュアル露出で白飛びを抑えた月
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まだ点に近い大きさだが、オートの時のようなにじみが消えて、輪郭のはっきりした丸い月になった。
撮影データ:Xperia 1 VIII 広角カメラ(ZEISSレンズ)・焦点距離6.08mm(35mm換算47mm、デジタルズーム約2倍)・F1.9・1/320秒・ISO100・マニュアル撮影・手持ち
5.望遠に切り替えると月の模様が見えてきた
露出はそのままに、望遠レンズへ切り替えた。
5.望遠に切り替えると月の模様が見えてきた
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小さいながらも、月の表面に濃淡が見えてきた。白く光るだけだったオートの写真とは大違いだ。
撮影データ:Xperia 1 VIII 望遠カメラ(ZEISSレンズ)・焦点距離16.18mm(35mm換算140mm)・F2.8・1/320秒・ISO100・マニュアル撮影・手持ち
6.スマホ手持ちでも海の模様が写った満月
さらにズームして月を大きく写す。三脚は使わず、すべて手持ちです。
6.スマホ手持ちでも海の模様が写った満月
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「月の海」と呼ばれる黒っぽい模様がはっきり写った。スマホを手に持ったままでも、露出さえ合わせればここまで撮れることに私自身が驚きました。
撮影データ:Xperia 1 VIII 望遠カメラ(ZEISSレンズ)・焦点距離16.18mm(35mm換算140mm)・F2.8・1/320秒・ISO100・マニュアル撮影・手持ち
7.1/500秒で仕上げたスマホ手持ちの満月
最後にシャッター速度を1/500秒まで上げて仕上げた。
7.1/500秒で仕上げたスマホ手持ちの満月
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シャッターを速くしたぶん手ブレが抑えられ、模様の輪郭もしっかりした。スマホ1台、手持ち、マニュアル露出。この3つだけで撮れた満月です。
撮影データ:Xperia 1 VIII 望遠カメラ(ZEISSレンズ)・焦点距離16.18mm(35mm換算140mm)・F2.8・1/500秒・ISO100・マニュアル撮影・手持ち
8.電線越しに光がにじむ満月
比較のため、Canon EOS R6にRF200-800mm F6.3-9 IS USMを付けて外に出た。まずは200mm側で撮る。
8.電線越しに光がにじむ満月
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露出をカメラ任せにしたら、ISO感度が最大まで上がり、月はスマホのオートと同じように白くにじんでしまった。電線と木の影が手前に入って、これはこれで夜の住宅街らしい一枚になった。
撮影データ:Canon EOS R6 + RF200-800mm F6.3-9 IS USM・焦点距離200mm・F6.3・1/100秒・ISO65535・プログラムAE
9.RF200-800mmの800mmで捉えた満月
800mmまでズームし、シャッター優先で1/1000秒、F9に設定した。
9.RF200-800mmの800mmで捉えた満月
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画面いっぱいとまではいかないが、月の海やクレーターの細かな凹凸までくっきり写っている。さすが800mmの超望遠です。
撮影データ:Canon EOS R6 + RF200-800mm F6.3-9 IS USM・焦点距離800mm・F9・1/1000秒・ISO800・シャッター優先AE
10.1/200秒・ISO100で写した満月の海とクレーター
数分後、少し高く昇った月をISO100、1/200秒で撮り直した。
10.1/200秒・ISO100で写した満月の海とクレーター
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ISO感度を下げたことでざらつきが減り、月の色もしっとりと落ち着いた。南側のティコ・クレーターから伸びる光の筋も見える。
撮影データ:Canon EOS R6 + RF200-800mm F6.3-9 IS USM・焦点距離800mm・F9・1/200秒・ISO100・シャッター優先AE
おわりに
スマホで月を撮ると白い丸にしかならない。私もずっとそう思っていました。でも実際は、オートのカメラが暗い夜空に合わせて明るくしすぎているだけで、マニュアルでISO100・1/320秒前後まで落とせば、手持ちでも月の海の模様まで写ります。もちろん800mmの超望遠にはかないませんが、ポケットのスマホでここまで撮れるなら十分です。次の満月の夜は、ぜひスマホのマニュアル撮影を試してみてください。
撮影機材
- Canon EOS R6 + RF200-800mm F6.3-9 IS USM
- SONY Xperia 1 VIII(広角カメラ 6.08mm F1.9/望遠カメラ 16.18mm F2.8)
更新履歴
- 第1稿投稿 2026年10月4日 20時51分(記事コンテンツアップ)
- 第2稿更新 2026年10月4日 20時59分(各写真にレンズ・焦点距離・35mm換算焦点距離・絞り・シャッター速度・ISO感度を追記)

