3行まとめ
- 2023年12月8日、第3回FGIMzがマプトのモンテベロ・インディ・コングレス・ホテルで開かれました。テーマは前年と同じ「アクセスしやすく、包摂的で、安全かつ強靱なインターネットのために」の4本柱です。
- 初の青年サブフォーラムyFGIMzを併催し、通信事業者やセキュリティ企業が並ぶICT展示会には科学技術高等教育大臣ニヴァガラ氏も来場。閉幕後にはINTICを支えた機関への表彰も行われました。
- 3年連続開催で国内IGFが年中行事として定着した回です。若者参加の制度化はこの後の各回に受け継がれます。
こんにちは、中澤です。この記事は 第3回モザンビーク・インターネットガバナンスフォーラム(FGIMz-2023) を、公式発表・議事録・現地報道にあたって整理した詳報です。忙しい方は上の3行まとめと図解だけでも骨子がつかめます。
大会の基本情報(公式発表より)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 第3回モザンビーク・インターネットガバナンスフォーラム(FGIMz-2023) |
| 会期 | 2023-12-08 |
| 会場 | モンテベロ・インディ・コングレス・ホテル(マプト) |
| テーマ | Por uma Internet Acessível, Inclusiva, Segura e Resiliente(アクセスしやすく、包摂的で、安全かつ強靱なインターネットのために) |
| 開催形態 | 対面(展示会併設) |
| サイドイベント | 第1回青年サブフォーラム(yFGIMz)併催、ICTソリューション展示会 |
| 主催 | 科学技術高等教育省(MCTES)・INTIC |
(出典: 文末の出典一覧を参照)
ディスカッション・ダイジェスト(議事録より)
現地の議事録・セッション記録から、議論の核心部分を抜粋・翻訳してお届けします。
1. 青年サブフォーラムyFGIMz初開催 — 若者参加の制度化
取り上げたセッション: 第1回青年サブフォーラム(12月8日、本会合と並行開催)
- 持続可能なデジタルの未来とインターネットガバナンスの議論への若者の参画を促すため、本会合と同時並行で第1回青年サブフォーラム(yFGIMz)が開かれました [2]
- 世界のIGFで広がるユースIGFの潮流をモザンビークが国内プロセスに取り込んだもので、2025年の第2回yFGIMzへと続く起点になりました [2]
2. ICT展示会と産業界 — 大臣視察と機関表彰
取り上げたセッション: 展示会(12月8日)・表彰式
- 会場にはプロバイダー、通信事業者、セキュリティソリューション、イノベーション・起業、スマートファクトリーの各分野の展示が並び、科学技術高等教育大臣ダニエル・ニヴァガラ氏が視察しました [3][4][2]
- フォーラムに合わせ、INTICの活動を支援してきた機関へのトロフィー授与が行われ、官民の協力関係を可視化しました [3][4][2]
- INTIC議長シェマネ氏は、フォーラムがICTソリューションの多様さを示す場になると事前に強調していました [3][4][2]
3. ガバナンス議論の定着 — 「公共・民間・学界・市民社会のサービス改善の鍵」
取り上げたセッション: 本会合(12月8日)
「インターネットガバナンスは、公共・民間セクター、学界、市民社会におけるサービス改善の鍵となる要素であり、モザンビーク政府のコミットメントを示すものだ(ポルトガル語からの翻訳・要旨)」
— ロウリーノ・シェマネ(INTIC理事会議長) [1][2]
- 準備会合は11月17日に開かれ、12月8日の本番に向けてマルチセクターの討議とテーマ設定が整えられました [1][2]
- 2021年の初開催から3年連続の開催となり、州フォーラム・青年フォーラム・展示会を備えた国内IGFの型がこの回でほぼ完成しました [1][2]
3分ショートトーク — よくある疑問に答えます
Q. どんな回だった?
A. 3年目の定着回です。初の青年サブフォーラムを併設し、ICT展示会には大臣も視察に訪れました。国内IGFが「毎年の行事」になったことを示す回といえます。
Q. 目玉は何?
A. 若者の議論参加を制度化したyFGIMzの初開催です。世界のIGFで広がるユース枠をモザンビークも取り込み、次世代の担い手づくりを始めました。
Q. 日本に関係ある?
A. あります。日本のIGF活動でもユース参加は主要テーマで、国主導で若者枠を作るモザンビーク型は比較材料になります。展示会併設で産業界を巻き込む運営も参考になる型です。
Mozambique IGF ってどんな会議?(はじめての方へ)
Mozambique IGFは、地域・国レベルでインターネットガバナンスを議論するIGFイニシアティブのひとつです。
日本の私たちへの影響
この大会の議論は、数年内に日本のデジタル政策・プラットフォームのルール・AI規制に反映 されていきます。2023年大会で確認された方針は、あなたが毎日使うスマホ・SNS・AIサービスの「次のルール」の土台です。
出典・参考資料
- Moçambique a caminho da 3ª Edição do Fórum de Governação da Internet (FGIMz-2023)(準備会合11/17・12/8開催予定・テーマ。葡語) — INTIC(モザンビーク国家情報通信技術院)(参照: 2026-07-23)
- Moçambique a 'passos largos' da 3ª Edição do Fórum Nacional de Governação da Internet(会場・yFGIMz併催・展示会・シェマネ発言。葡語。引用は翻訳) — INTIC(参照: 2026-07-23)
- 3ª Edição do FGIMZ – 2023: Entrega de Troféus as Instituições(事後記事・表彰式。葡語) — INTIC(参照: 2026-07-23)
- Visita a Exposição por Sua Excelência Ministro da Ciência, Tecnologia e Ensino Superior, Prof. Doutor Daniel Nivagara(事後記事・大臣の展示会視察。葡語) — INTIC(参照: 2026-07-23)
※ 記事中の [数字] は出典番号を示します。
関連リンク
- IGF公式(リージョナル/ナショナル一覧): https://www.intgovforum.org/en/content/national-and-regional-igf-initiatives
- 日本IGF: https://japanigf.jp/
- 参考:中澤祐樹ブログ https://nkzw.jp/category/igf/
更新履歴
第1稿投稿 2026年8月12日 19時05分(記事コンテンツアップ)
— 中澤祐樹

