さんふらわあさっぽろで太平洋を渡る ── 夜明けの日の出と雪の北海道

2026年1月13日夜に大洗港を出港した「新さんふらわあ さっぽろ」で、太平洋を渡った翌朝の記録だ。大洗から苫小牧まで約18時間の航海。深夜のデッキに出ては岸の灯りを眺め、夜明けを船上で迎え、昼過ぎに雪の北海道へ上陸した。

乗船前後の記録(大洗港・乗船編・彗星撮影・福島第一原発望遠撮影)は前記事に書いている。

1.夜間航行・岸の灯り

深夜5時すぎ、デッキに出ると水平線に山のシルエットと岸の灯りが見えた。大洗を出港して約9時間半。太平洋の沿岸をまだ北上しているところだ。岸に近いのか、山のシルエットがくっきりと浮かび上がっている。

1.夜間航行・岸の灯り

1.夜間航行・岸の灯り

2.夜明け前の太平洋

6時40分、夜明けの気配を感じてデッキへ出た。空はまだ暗い青で、波が荒く冷たい風が吹き付けていた。水平線に光はまだない。

2.夜明け前の太平洋

2.夜明け前の太平洋

3.夜明け前・霞む岬

水平線の先に岬のシルエットが霞んでいた。青紫の空と荒波が混ざり合い、幻想的な雰囲気だった。望遠端(105mm)で引き寄せると、岬の稜線がぼんやりと浮かぶ。

3.夜明け前・霞む岬

3.夜明け前・霞む岬

4.夜明けの甲板シルエット

デッキ全体を引いて撮ると、救命ボートのシルエットと朝焼けのグラデーションが一枚に収まった。朝焼けの気配と揺れるデッキ。太平洋の夜明けはこういうものだと思った。

4.夜明けの甲板シルエット

4.夜明けの甲板シルエット

RM1.夜明けの太平洋(動画)

夜明けの太平洋を渡る映像。デッキの揺れと波の音をそのまま記録した。

RM1.夜明けの太平洋(動画)

5.クレーンのシルエットと夜明け

雨でデッキが濡れていた。ダビット(救命ボート吊り降ろし用クレーン)のシルエットを画面に入れると、いかにも船の上という絵になった。水に映る夜明けの色も見えている。

5.クレーンのシルエットと夜明け

5.クレーンのシルエットと夜明け

6.日の出・雲の向こうに太陽

7時4分、雲が厚く張り出していたが、その切れ間から赤い太陽が顔を出した。荒波の太平洋に朝の光が差し込んだ瞬間だった。雲の重さと光のコントラストが強く印象に残っている。

6.日の出・雲の向こうに太陽

6.日の出・雲の向こうに太陽

7.ピンクに染まる夜明けの雲

日の出直後、上空の雲が一気にピンク色に変わった。波立つ海との対比が美しかった。太平洋の日の出は、陸からとは見え方が全然違う。

7.ピンクに染まる夜明けの雲

7.ピンクに染まる夜明けの雲

8.炎のような日の出

わずか数秒後に望遠端(105mm)で切り取った一枚。雲の形が変わり、炎が燃え上がるような光景になった。太平洋上で迎える日の出は、こういう劇的な変化が速い。

8.炎のような日の出

8.炎のような日の出

9.朝の船内ラウンジ

デッキから船内に入ると、ラウンジには乗客がほとんどいなかった。窓の向こうには荒波の海が続いている。朝の揺れが大きく、多くの人が部屋に留まっていたようだった。

9.朝の船内ラウンジ

9.朝の船内ラウンジ

10.船内・正月飾り

天井から正月らしい鯛の飾りが吊り下がっていた。1月の航海らしい演出で、こういう細部の気配りが新造船らしさを感じさせる。

10.船内・正月飾り

10.船内・正月飾り

11.さんふらわあさっぽろ就航記念スタンディー

ロビーに「大洗ー苫小牧航路 就航記念 2026年01月13日」のスタンディーが置かれていた。大洗苫小牧航路が開設されてから40周年の節目の就航初日に乗れたことを、改めて実感した。

11.さんふらわあさっぽろ就航記念スタンディー

11.さんふらわあさっぽろ就航記念スタンディー

12.北海道が見えてきた(Xperia)

9時10分、デッキに出ると水平線に白い陸地が現れていた。雪で覆われているのがはっきり見える。北海道だ。Xperia 1 IIで素早く記録した。

12.北海道が見えてきた(Xperia)

12.北海道が見えてきた(Xperia)

13.荒波の太平洋と雪の北海道

Canon R6でも切り取った。荒波の太平洋と雪に覆われた北海道の海岸線。手前の海と奥の陸の対比がそのまま「冬の北海道着岸」という感じだった。

13.荒波の太平洋と雪の北海道

13.荒波の太平洋と雪の北海道

14.雪の北海道海岸線

RF100-400mmに持ち替えて引き寄せた。白い雪がなだらかな丘をおおい、海岸線が続いている。もうすぐ上陸だと実感する場面だった。

14.雪の北海道海岸線

14.雪の北海道海岸線

15.苫小牧港に近づく

13時、苫小牧港が眼前に迫ってきた。工場の煙突から白煙が上がり、平野に広がる工業都市の姿がくっきりと見えてきた。大洗を出て18時間。もうすぐ上陸だ。

15.苫小牧港に近づく

15.苫小牧港に近づく

16.苫小牧港・工場の煙突

苫小牧港といえばこの赤白の縞模様の煙突だ。製紙・石油化学が集積する工業都市の風景が港越しに広がっていた。

16.苫小牧港・工場の煙突

16.苫小牧港・工場の煙突

17.苫小牧港から見た街並み

港から見た苫小牧の市街地。住宅やビルが低く広がり、背後の山は雪で霞んでいた。本州の港町とはスケールと空気感が違う。

17.苫小牧港から見た街並み

17.苫小牧港から見た街並み

18.苫小牧港・接岸前

接岸直前の苫小牧。薄曇りの空の下に街が広がっている。大洗を出て18時間、長い航海がまもなく終わる。

18.苫小牧港・接岸前

18.苫小牧港・接岸前

19.上陸後・雪道(Xperia)

14時28分、苫小牧の市街地を走り出した。路面は圧雪で、路肩には雪が積み上がっている。「北海道に来た」と実感する風景だった。

19.上陸後・雪道(Xperia)

19.上陸後・雪道(Xperia)

20.上陸後・雪の家(Xperia)

移動の途中で目に入った一軒家。三角屋根に煙突、白壁。北海道らしい冬の風景が道沿いに続いていた。

20.上陸後・雪の家(Xperia)

20.上陸後・雪の家(Xperia)

XM1.苫小牧上陸後(動画)

苫小牧に上陸直後の走行映像。圧雪の市街地をゆっくりと走る。

XM1.苫小牧上陸後(動画)

XM2.北海道・冬の道(動画)

苫小牧から移動中の映像。除雪された道路と冬の北海道らしい風景が続く。

XM2.北海道・冬の道(動画)

撮影機材

  • Canon EOS R6

– RF24-105mm F4-7.1 IS STM<br />
– RF100-400mm F5.6-8 IS USM

  • SONY Xperia 1 II

更新履歴

  • 第1稿投稿 2026年6月1日 23時47分(記事コンテンツアップ)
  • 第2稿更新 2026年6月1日 23時54分(動画3点アップ)