昨夜は23時から2時過ぎまで、PHPの脆弱性対応に追われていた。ウルトラバックオーダーの作業セッションで、複数サイトのPHPを一括でアップデートするスクリプトをClaude Codeに作ってもらい、順に流していった。
その手前の22時ごろ、Claude Codeから「クラウドセッション」を勧められた。無料で250ドル分のクレジットが付いていたので、せっかくだからと試してみた。結論から言うと、1時間弱で諦めてローカルセッションに戻した。今回はその顛末を書いておく。
1.夜の作業タイムライン
1.夜の作業タイムライン
時系列はこうだ。
- 22時ごろ:クラウドセッションを勧められ、セットアップを始める
- 23時前:分からないことが多くて諦める。ローカルセッションに切り替えたら1分で作業できる状態になった
- 23時〜2時過ぎ:ローカルでPHP脆弱性のアップデートを一括対応
本題のアップデート作業そのものは、スクリプトができてしまえば単純だった。時間がかかったのは回線のほうだ。夜の時間帯は混んでいて、更新を投げてもすぐにStageにならず、ステータスが変わるのを待つ時間が何度もあった。
2.クラウドセッションでつまずいた壁
2.クラウドセッションでつまずいた壁
クラウドセッションは、Claude Codeの作業をローカルPCではなくクラウド側の環境で動かす仕組みだ。PCを閉じても作業が続く、というのが売りらしい。ただ、私の用途では手前の準備で引っかかった。
1 環境変数の設定と再起動が多い。設定を一つ変えるたびに環境を立ち上げ直す必要があり、そのたびに待たされる。
2 Gitのシェルを使わなければいけない。普段のPowerShellの感覚で進めようとすると、途中で手順が合わなくなる。
3 鍵ファイルを送る必要がある。サーバーに入るためのSSH鍵をクラウド側に渡さなければ、そもそもサーバーに届かない。
4 sudoのパスワードは送れない。これが一番引っかかった。パスワードはクラウドに送れないので、PCの環境変数に保存しておいて、そこから読ませる形にする必要がある。
一つひとつは理屈が分かれば済む話だが、初めて触る身には「なぜそうなるのか」が分からないまま手順だけが増えていく。1時間近く格闘したところで、面倒になった。
3.ローカルセッションに戻したら1分で済んだ
3.ローカルセッションに戻したら1分で済んだ
クラウドをやめてローカルセッションに切り替えたら、1分で作業できる状態になった。当たり前の話で、ローカルにはSSH鍵も環境変数もすでに揃っている。サーバーへの接続もいつも通りだ。
クラウドセッションが悪いというより、私の作業が「手元のPCに全部揃っている前提」で組んであるのが大きい。鍵もパスワードも設定も、ローカルにあるものをクラウドに持ち上げる手間が、そのまま障壁になった。
逆に言えば、最初からクラウド前提で環境を整えてある人や、長時間回しっぱなしにしたい処理がある人には向いているのだろう。私のように「今夜中に脆弱性を塞ぎたい」という状況では、準備に時間を使う余裕がなかった。
4.クラウドセッションクレジットの残高
4.クラウドセッションクレジットの残高
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使った結果がこれだ。無料で付いていた250ドルのうち、残りは248ドル。1時間弱いじって2ドルしか減っていない。実際の処理はほとんど走らせていないので、当然といえば当然だ。期限は11月5日。残りを使い切る予定は今のところない。
使用クレジットの項目は別枠で、プランの上限に達しても続けて使える仕組みになっている。こちらはオンにしてあるが、今回は0ドルのままだった。
まとめ
クラウドセッションは、環境変数、Gitのシェル、鍵ファイル、sudoパスワードと、ローカルにあるものを一式クラウドへ持ち上げる準備が必要だった。急ぎの脆弱性対応をしながら覚えるには重すぎて、1時間で諦めた。
ローカルセッションなら1分で動く。手元に全部揃っているのだから、急ぎの夜はローカルで片付けるのが正解だった。クラウドは、時間に余裕のあるときに腰を据えて設定し直すことにする。
更新履歴
第1稿投稿 2026年10月24日 20時18分

