「エゴサる」の名前の由来。エゴサーチ+「る」と、ロゴの猿

エゴサるのロゴと、各国語の名前

エゴサるのロゴと、各国語の名前(Egosaru/愛搜猴/에고사루)

私が運営している「エゴサる」は、GoogleやYouTube、Amazonなどの検索候補(サジェスト)をまとめて取得できる無料ツールです。今では20の言語に対応し、台湾や韓国、タイなど海外からも使われるようになりました。

海外版を整えるなかで、ロゴの横に各国語の名前を添えることにしました。そのついでに、「エゴサる」という名前がどこから来たのかを書き残しておこうと思います。実はこの名前、付けたのは私ではありません。

名前は「エゴサーチ」+動詞の「する」の「る」

「エゴサる」は、「エゴサーチ」を縮めた「エゴサ」に、動詞「する」の「る」を付けた言葉です。Googleで検索することを「ググる」と言うのと同じ作りで、「エゴサーチする」という意味になります。

エゴサーチは、自分の名前や自社のサービス名を検索して、世の中でどう言われているかを確かめることです。英語の「ego」と「search」を組み合わせた和製英語で、英語圏では「ego surfing」や「vanity search」と呼ばれることが多いようです。

もとは私学向けの監視システムでした

このツールの始まりは、私学(私立学校)向けの監視システムです。学校の名前がネット上でどう検索され、どんな言葉と一緒に出てくるかを見守るための仕組みで、当時のビジネスパートナーから外注として依頼を受けて開発しました。

開発を担当したのはベトナムのチームです。実は、日本人のエンジニアは一度も関わっていません。私が担当したのは要件定義だけで、ソースコードは一度も見ていません。

その監視システムの検索候補を取得する部分が、今のエゴサるのもとになっています。

名付け親は、今は連絡が取れない元ビジネスパートナー

「エゴサる」と名付けたのは、その仕事を依頼してきた元ビジネスパートナーです。ロゴも彼が作りました。

彼は本職のデザイナーでも、名前を考える専門家でもありません。それでも、名前を付けたり、ロゴをさっと作ったりすることに、かなりのセンスがある人でした。

その後、彼の会社が手がけていた風評被害対策やデジタルリスクの事業は、ほとんどなくなってしまいました。今は音信不通で、連絡が取れません。名前とロゴだけが、こうして残っています。

「エゴサーチ」という言葉は【推しの子】で知りました

お恥ずかしい話ですが、私が「エゴサーチ」という言葉をはっきり知ったのは、アニメ『【推しの子】』を見たときでした。第1期の第6話は、そのものずばり「エゴサーチ」というタイトルです(2023年5月17日放送)。

TVアニメ『【推しの子】』第1期は、赤坂アカさん×横槍メンゴさんの同名漫画が原作で、動画工房の制作により、2023年4月12日から6月28日まで放送されました(全11話)。

ツールを作ったのは、それよりも前です。つまり、名前のほうが先にあって、私が言葉の意味をきちんと知ったのは後からでした。

SEOの仕事をしているので、自社のサービス名や自分の名前を検索することは、もちろん日常的にしていました。ただ、私自身は風評被害対策のビジネスをしていたわけではありません。そのため、この分野の言葉には疎かったようです。エゴサーチが、もともと俗語に近い言葉だということもあると思います。

「る」は、もはや猿です

ロゴをよく見ると、「ゴ」の濁点は虫眼鏡になっていて、最後の「る」は猿の形をしています。スマートフォンを手にした猿のように見えます。

カタカナの「エゴサ」に続く「る」が、デザイン上はもはや猿です。「さる」と読めば、そのまま「猿」でもあります。名前の由来はあくまで「エゴサーチ+る」ですが、猿は後から重なった、ちょうどよい二つ目の意味だと私は受け取っています。

ここにも、名付け親のセンスが出ていると思います。

海外版では、ロゴの横に現地の名前を表示

海外版でも、ロゴはそのまま使っています。日本生まれのツールなので、日本語のロゴのままで良いと考えました。

そのかわりに、文字の読めない国の人にも名前が伝わるよう、ロゴの横に現地の言葉での名前を添えました。

言語 表示する名前
繁体字中国語(台湾) 愛搜猴
簡体字中国語 爱搜猴
韓国語 에고사루
タイ語 เอโกะซารุ
ロシア語 Эгосару
ウクライナ語 Еґосару
アラビア語 إيغوسارو
ヒンディー語 एगोसारु

韓国語やタイ語などは「エゴサル」の音をそのまま現地の文字で書いたものです。中国語だけは意味で付けました。「愛(好き)」「搜(検索する)」「猴(猿)」で、「検索好きの猿」という名前です。ロゴの猿とも合っていて、気に入っています。

台湾は日本語の文字列が読める人も多く、親日的な国でもあるので、特に力を入れています。台湾版では、Google・Yahoo奇摩・Shopeeの検索候補をまとめて取得できます。

各国版のロゴの横に表示される名前

各国版のロゴの横に表示される名前(台湾・韓国・タイ・アラビア語)

おわりに

  • 「エゴサる」は、「エゴサーチ」+動詞の「る」です。
  • 名付け親は、今は連絡が取れない元ビジネスパートナーで、ロゴも彼の作品です。
  • 私が「エゴサーチ」という言葉を知ったのは、ツールができた後、アニメ『【推しの子】』でした。
  • ロゴの「る」は猿に見えます。これは由来ではなく、後から重なった二つ目の意味です。
  • 海外版ではロゴはそのままに、横に現地の名前を表示しています。台湾版は「愛搜猴」です。

名付け親に直接お礼を言えないのは残念ですが、彼が付けた名前とロゴは、今は20の言語で使われています。いつかどこかで、この記事が彼の目に留まればうれしいです。

エゴサる本体にも、同じテーマの記事を20言語で載せました。台湾版や韓国版など、各国語でどう紹介しているかも見てみてください。

参考にした情報

更新履歴

  • 第1稿投稿 2026年10月24日 18時28分(記事コンテンツアップ)