高需要ドメインの探し方研究、ahrefsとMajesticのクロールしている数は、ahrefsが圧勝

高ランクドメインの探し方

 高ランクドメインや高需要のドメインの探し方をイチから研究しなおしてみました。
現在行っている探し方に関しては、企業秘密なので、もちろんブログには書きません。
ご興味がある方は、リユースドメインの営業やバックオーダー.JPの営業窓口から、質問してください。
ノウハウに関しては、応えられませんが、ご提供できる情報は、お伝えできると思います。

ドメインの1日の削除件数

 さて、高ランクドメインのドメインを探すのに、一番簡単な方法は、明日ドロップするドメイン、全てチェックすることです。
gTLDの.comと.netの1日の期限切れドメインは、およそ12~15万件あります。
毎日、このくらいの数が、失効し、それを上回る新規ドメインが登録されています。
当たり前のことですが、ここでおさらいです。
1日のドメインの更新、新規登録、削除件数は、下記の順位で件数が多いです。

1日の更新件数 > 新規登録件数 > 削除件数

ドメインの更新率は約85%と言われております。

ウルトラドメインでも、だいたいその範囲内に収まっています。

1日12万件のリストをahrefs、Majesticにかけてみる

 DR、URをAPI経由で取得すると、ahrefsのサイト監査が消費されます。
リユースドメインのアカウントでは、月間50万件クロール出来ます。

サイト監査8848/500000
サイト監査8848/500000(処理前)

サイト監査126049/500000
サイト監査126049/500000(処理後)

APIの処理前後で、117,201件のクエリを消費しました。

続いて、MajesticのTF、CFをAPI経由で取得しました。

インデックスアイテムユニット 500000/500000
インデックスアイテムユニット 500000/500000(処理前)

インデックスアイテムユニット 466342/500000
インデックスアイテムユニット 466342/500000(処理後)

Majesticは、33,658件のクエリを消費しました。

Majesticは、クロールしているサイトの数が少ない

 これだけ、毎日ドメインのデータを見ていて、思うことがあります。
ahrefsは、データが登録されていることがほとんどだが、Majesticは、クローラーが回っておらず、データがないことが多いです。
もちろん、逆もあります。
が、その数は、圧倒的に少ないです。
Majesticはデータを持っているが、ahrefsはデータがないという確立は、体感として、1/100程度です。

 前項のクエリ、リソースの消化の比較になります。

ahrefs:58,600件(117,201件のクエリを消費、ahrefsは、DR、URでそれぞれ1カウント)
Majestic:33,658件のクエリを消費(データがないドメインに関しては、クエリを消費していないと想定される)
ドロップリスト:111,872件

分母にそれぞれの会社の指標を入れると

ahrefs:52.38%=58,600件/111,872件
Majestic:30.09%=33,658件/111,872件

になります。

一度も使われていないドメインも含まれております。
そういったドメインは、両社のクローラーは、被リンクがないと見つけられないので、データを収集することはないでしょう。
全ドメインの半数を網羅しているahrefs、1/3を網羅しているMajesticとなります。

ドメインを選定する際には、これらの前提条件を頭に入れて、ドメインの指標を見ていく必要があります。

Majesticのクエリ費用は、安価

 前項の結果、Majesticで大量のドメインを見るときには、クロールしているサイト、ドメインが少ないことから、クエリの消費を節約できます。
ahrefsに比べて、同じ50万件というリソースを持っていますが、Majesticの方が、1度の通信で2つのパラメータ(TF、CF)を見れるので、安価です。
中古ドメインを活用する業者の中には、こういった特性もあり、Majesticが活用されている側面があります。
リユースドメインもその中の1社になります。
ただし、クロールしているサイトが少ないことから、データの信ぴょう性に欠ける欠点もあります。
それらを踏まえて、リユースドメインでは、ahrefsとMajesticの2つの指標を参考に、ドメインの価値を算出しています。

 MajesticのTFのスコア値に関して、ある程度クローラーが回っているドメインで、それなりのスコアが出ている場合には、信用値として、大いに参考にしています。
決して、批判的な意味で、欠点を記載しているわけではありません。
どの会社も一長一短ありますので、補いつつ、情報を見ていけばよいと思います。

今回の調査結果から、高ランクドメインの探し方は見つからない

 残念ながら、今回の1日のみの測定で、高ランクドメインの新たな探し方は、見つかりませんでした。
使えるクエリに限りがありますので、毎月余ったクエリで、定点観測して、何かを見つけて行きたいです。