ANAで猫3姉妹を北海道へ連れて行く——羽田空港から新千歳空港まで、ペットケージ内監視カメラで記録した空旅の全記録

2026年6月17日、愛猫のひのき・もみじ・かえでの3姉妹を連れて、ANAの飛行機で羽田空港から新千歳空港へ移動した。

猫は客室には乗れないため、貨物手荷物として預けることになる。荷物として扱われている間に何が起きているのか——それが気になって、ペットケージ内にATOM2(SDカード記録式監視カメラ)とアルカリ電池式USB給電機を取り付けた。普通は絶対に見られない、航空貨物の現場を自分の目で確かめたかった。

残念ながら、フォークリフトのような車でケージを格納スペースに積み込んだ直後、ひのきが動いてカメラが倒れてしまった。映像は格納直後に途切れたが、音声は録り続けており、離陸音・着陸音、そして猫たちがじっとしていた様子が聞き取れる。着陸後、コンテナ輸送車でケージが運ばれる途中でひのきが再び動いたため、ケージの外が見える状態になり、貨物スタッフや空港内の様子が少しだけ映像に収まった。

22本の動画をフェーズ別に並べ、羽田出発から新千歳の別荘到着まで全記録を残す。

出発前(自宅 → 羽田空港)

出発前の昼すぎ、ソフトキャリーの中で身を寄せ合う2匹。このあと3姉妹は揃って初めての飛行機移動を体験することになる。

1.出発前、キャリーで2匹くつろぐ

出発前、キャリーで2匹くつろぐ

手荷物検査から格納エリアまで(15:00〜15:30)

羽田空港での手続きを終えたケージは、いよいよ航空貨物として動き始めた。荷物ゾーンの奥に入っていく様子を監視カメラが捉えている。

2.羽田空港、カートにケージを乗せて

羽田空港、カートにケージを乗せて

羽田空港に到着し、ケージを空港の台車に乗せて手荷物カウンターへ向かう。

3.ANAスタッフがネットをかける

ANAスタッフがネットをかける

ペット手荷物を受け付けたANAスタッフ2名がかりでケージに青いネットをかけていく。動画「M1.網をまかれる」に記録されているのが、まさにこの場面だ。

M1.網をまかれる(動画)

15時00分ごろ、ケージ全体に固定用の網がかけられる様子が映っている。ペット手荷物として航空会社が管理するための固定作業だろうか。網がかけられても猫たちは特に動じる様子はなく、静かに座っていた。

M2.コンテナ移動(動画)

15時20分、ケージがコンテナごと移動を始めた。床面の揺れが映像に伝わってくる。ゆっくりとした動きで、スムーズに運ばれている様子だ。

M3.コンテナで上がる?(動画)

15時25分ごろ、コンテナが上昇するような動きが感じられる。荷物用のリフトかエレベーターで機体の高さまで運ばれているのだと思われる。猫たちにとっては初めての経験のはずだが、鳴き声はなかった。

M4.エンジン音大(動画)

15時26分、急激にエンジン音が大きくなった。機体のすぐそばまで運ばれてきたことがわかる。猫たちには相当プレッシャーのかかる音量だったはずだ。それでも映像から聞こえてくる範囲では静かにしていた。

M5.格納エリア積み込み(動画)

15時27分、いよいよ格納エリアへの積み込みが始まった。フォークリフトのような車でケージが機体の貨物室へと入れられていく。この直後、ひのきが動いたためにカメラが倒れてしまった。映像はここで途切れ、以降は音声のみの記録になる。

M6.格納エリアの扉閉まる(動画)

15時30分、格納エリアの扉が閉まる音が記録されている。映像は撮れていないが、扉が閉まる重厚な音が残っていた。これで猫たちは貨物室の中に閉じ込められた状態になった。

離陸(15:44)

倒れたカメラは映像を撮れなくなったが、音声は録り続けていた。羽田離陸の瞬間の音が記録されている。

M7.離陸1(動画)

15時44分、離陸が始まった。エンジン音が急激に上昇し、機体が加速していく様子が音声から伝わる。鳴き声らしい音は確認できず、猫たちは静かにしていたようだ。

M8.離陸2(動画)

離陸の続き。エンジン音が一定のトーンに落ち着き、高度が上がっていく様子が音声でわかる。激しい振動もなく、穏やかな上昇だったと思われる。音声を聞き返すと、猫たちが落ち着いていたことが少し安心させてくれた。

着陸・降機(17:04〜17:57)

羽田を離陸してから約1時間20分、新千歳空港に着陸。貨物エリアでの映像が再び記録されていく。

4.機内から見たANAカーゴコンテナ

機内から見たANAカーゴコンテナ

着陸後、機内の窓から滑走路を眺めると「ANA Cargo」と書かれたコンテナが目に入った。あの中のどこかに猫たちがいるはずだと思いながらシャッターを押した。

M9.着陸?(動画)

17時04分、着陸と思われる衝撃と音が記録されている。機体が滑走路を走る振動が伝わってくる。長いフライトを無事に終えた瞬間だ。猫たちも静かに乗り切ったようだった。

M10.コンテナ輸送車接続?(動画)

17時15分、コンテナ輸送車が接続されたと思われる音と振動が記録されている。着陸後の地上作業が始まった。格納エリアからケージを取り出すための準備だろう。

M11.コンテナから出される?同乗の犬の鳴き声あり(動画)

17時19分、コンテナから出される際の様子が記録されている。このとき、同乗していたと思われる犬の鳴き声も入っていた。自分たち以外の動物も一緒に輸送されていたことをここで初めて知った。犬の声に猫たちがどう反応したか、映像がないのが惜しい。

M12.明るいエリアに出る(動画)

17時20分、明るい場所に出てきた様子が映像で確認できる。貨物室の薄暗い空間からようやく抜け出せた。ひのきが動いてケージの一部が見える状態になっており、空港の貨物エリアの様子が少しだけ映っている。

M13.貨物スタッフが通る(動画)

17時25分、貨物スタッフが通り過ぎる様子が映っている。特に猫たちに反応することなく、黙々と作業をこなしているスタッフの様子から、貨物の流れが粛々と進んでいることがわかった。

M14.台車で運ばれる(動画)

17時26分、台車に乗せられて運ばれ始めた。ケージが揺れる中、ひのきが動いてケージの外が見える状態になっていたため、移動中の空港内の様子が少し映っている。台車独特のガタガタとした振動が伝わってくる。

M15.回収(動画)

17時29分、ケージが回収される様子が記録されている。「回収」と名付けたこの映像は、いよいよ持ち主のもとに戻ってくる手続きが始まった瞬間だ。

M16.台車で制限エリアから出る(動画)

17時30分、台車に乗せられたまま制限エリアを抜けていく様子が映っている。制限エリアを出るゲートを通過していく場面が記録されており、少しずつ一般エリアに近づいていることがわかる。

M17.バスに乗る(動画)

17時38分、バスに積み込まれる様子が映っている。空港内を移動するための輸送バスだろうか。ケージごとバスに運び込まれる光景は、飛行機に預ける前には想像もしていなかった。

M18.バス移動(動画)

17時45分、バスで移動中の映像。揺れる映像の中、窓の外の様子が少しだけ見えている。新千歳空港内、あるいはその周辺を移動しているようだ。

M19.バスから降りる(動画)

17時57分、バスから降りる様子が記録されている。ここで航空会社のスタッフから私のもとに猫たちが引き渡されたのだろう。羽田を出発してから約3時間、長かった空旅がようやく終わりを告げた。

別荘到着(19:00〜)

空港での手続きをすべて終え、猫たちを連れて北海道の別荘へ移動した。長旅を終えた3姉妹がケージから外に出るまでの様子を記録した。

M20.別荘到着(動画)

19時00分、別荘に到着した。羽田空港を出発してから約4時間。長い移動をじっと耐えた猫たちが、ようやく落ち着ける場所に辿り着いた。

M21.かえで外に出る(動画)

19時03分、かえでが最初にケージから外に出てきた。慣れない環境に戸惑いながらも、恐る恐る周囲を確認している。何時間もケージの中で過ごしてきたかえでが、自分の足で北海道の地に立った瞬間だ。

M22.もみじ外に出る(動画)

19時04分、もみじが外に出てきた。かえでに続いてケージを出たもみじは、新しい環境をゆっくりと歩き回っていた。ひのきは最後まで慎重な様子で、ケージの中からしばらく様子を見ていた。

猫たちが無事に北海道まで空旅を終えたことに、深く安堵した。監視カメラで捉えた映像と音声は、普段見ることのできない航空貨物の現場を記録した、私にとって貴重な資料になった。

5.別荘の畳で歩くひのき

別荘の畳で歩くひのき

別荘に着いてケージから出たひのきが、恐る恐る畳の上を歩き始めた。長旅の疲れを感じさせない軽やかな足取りに、ほっとした。

撮影機材

  • ATOM2(SDカード記録式監視カメラ、アルカリ電池式USB給電)
  • SONY Xperia1VIII

更新履歴

第1稿 2026年6月21日 1時50分