記事の公開日を第三者の台帳に残すプラグイン「DateSealed」が、2026年11月5日にWordPress.orgの公式プラグインディレクトリに承認されました。日付が変わった11月6日の深夜0時54分にSVNでファイルを入れ、いまは管理画面の「プラグイン → 新規追加」で「DateSealed」と検索すれば、そのまま入れられます。
公式ページ:https://wordpress.org/plugins/datesealed/
DateSealedというサービスそのものについては、公開したときの記事に書きました。今回は、そのWordPressプラグイン版を公式ディレクトリに登録するまでの記録です。
私にとって、公式ディレクトリへの申請は2回目です。1回目の「Egosaru Suggest」は、承認まで8日かかり、保留と差し戻しを1回ずつ受けました。今回は、提出から3日、審査の往復なしで承認されました。何が違ったのかを、届いたメールと一緒に残しておきます。
1.申請から公開までの3日間
全体の流れは次のとおりです。時刻はすべて日本時間です。
1.申請から公開までの3日間
11月2日の22時53分に提出し、11月5日の23時17分に承認のメールが届きました。提出から3日と24分です。その間、審査する側からの質問も、私からの返信も、一度もありませんでした。
承認から公開までは1時間37分でした。前回は、承認された日の夜に3回コミットしましたが、今回は1回で終わっています。
2.申請を受け付けたメール
提出すると、すぐに受付のメールが届きます。
2.申請を受け付けたメール
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件名は「Successful Plugin Submission – DateSealed」です。表示名の「DateSealed」から、スラッグ(URLの一部になる名前)が datesealed に仮決めされたことが書かれています。スラッグは承認後には変えられないので、違っていたらこの段階で申し出る必要があります。今回はサービス名・ドメイン名(datesealed.com)とそのまま一致していたので、何もしませんでした。
そのほか、Plugin Checkで事前に基本的な問題をつぶしておくこと、審査が始まる前ならファイルを差し替えられること、plugins@wordpress.org をアドレス帳に入れておくこと、審査は英語だけであることが書かれています。1回目と同じ内容です。宛先のメールアドレスは伏せています。
ちなみに、DateSealedのサービス公開の記事を出したのが、同じ11月2日の22時07分です。記事を出して、その1時間後にプラグインを提出しました。
3.承認とSVNの案内メール
3日後の11月5日の夜、承認のメールが2通、2分違いで届きました。1回目のときと同じく、件名の違う2通です。
3.承認とSVNの案内メール
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23時17分に届いた1通目は、件名が「DateSealed has been approved!」です。1時間以内にSVNへの書き込み権限が付くこと、SVNのURL(https://plugins.svn.wordpress.org/datesealed)、公開ページのURL、SVNのユーザー名は大文字・小文字を区別すること、メールアドレスはユーザー名として使えないこと、などが並んでいます。
前回は、ここに書かれていることに、ほとんど全部つまずきました。今回は、SVNのクライアントも、SVN用のパスワードも、前回のものがそのまま使えます。案内を読み直す必要がなかったのが、2回目のいちばん楽なところでした。
4.審査完了のメール
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2分後の23時19分に届いた2通目です。件名は「Review in Progress: DateSealed」で、前回の保留のメールと同じ件名ですが、中身は「EGOSARU – CONGRATULATIONS!」です。件名だけを見て身構える必要はありません。
冒頭に「This is a review of the file DATESEALED-0.1.0.ZIP submitted 3 DAYS AGO」とあります。最初に出した0.1.0のzipが、そのまま審査を通ったということです。前回は、保留のメールで4つの指摘を受け、修正版を再アップロードしてから、ようやくこのメールにたどり着きました。
次にやることとして、plugins@wordpress.org を受信許可に入れること、連絡が取れないとプラグインが閉鎖されうること、SVNには「すぐに使える版だけを入れること」(GitのようにSVNを作業場所として使わないこと)が書かれています。宛先のメールアドレスは伏せています。
5.初回コミットの通知メール
承認のメールを読んだあと、SVNのリポジトリにファイルを入れました。
5.初回コミットの通知メール
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11月6日の0時54分に届いた、コミットの通知です。リビジョンは3786325、コミットのメッセージは「DateSealed 0.1.0: first release, assets and screenshots」です。宛先のメールアドレスは伏せています。
追加したファイルは、次の3種類です。
1.trunk/ にプラグイン本体。 datesealed.php、readme.txt、uninstall.php の3つを、フォルダを挟まずに直下に置いています。前回つまずいた「フォルダの二重化」は、今回は最初から避けました。
2.tags/0.1.0/ に同じファイル。 readme.txtの Stable tag を 0.1.0 にしてあるので、利用者に配られるのはこのタグの中身です。
3.assets/ に画像。 バナー(banner-1544x500.png と banner-772x250.png)、アイコン(icon-256x256.png と icon-128x128.png)、スクリーンショット4枚です。前回は、公開してから自動で作られた幾何学模様のアイコンに気づき、あとから差し替えました。今回は、公開ページが最初からロゴとバナーで出るように、画像を先に用意しておきました。
スクリーンショットは、設定画面、投稿一覧に出る記録の状態、記事の下に出るバッジ、DateSealedの記録ページの4枚です。どれも、readme.txtの「Screenshots」に書いた説明と番号で対応しています。
6.エゴサるサジェストとの違い
1回目と2回目を並べると、次のようになります。
6.エゴサるサジェストとの違い
振り返ると、違いは次の4つだと思います。
1.プラグイン名とドメインが一致していた。 前回は、「Egosaru」という名前を使うなら所有者であることを示してほしい、と求められ、DNSの確認で1往復多くかかりました。今回は、プラグイン名のDateSealedと、サービスのドメインのdatesealed.comが同じで、名前について質問はありませんでした。
2.PHPの動作環境を、実際に動かす版に合わせた。 前回は「PHP 7.4以上」と書きながら、PHP 8の関数を使っていて指摘されました。今回は、readmeの「Requires PHP」を最初から8.2にしています。書いた条件と中身がずれていなければ、指摘のしようがありません。
3.審査の作法を、最初から知っていた。 設定値の無害化(サニタイズ)、翻訳の読み込みを自分で呼ばないこと、など、前回指摘された点は、今回は最初のzipの段階で入れてありました。
4.SVNの準備が済んでいた。 パスワード、クライアント、フォルダの置き方、タグとStable tagの合わせ方。前回は承認後にひとつずつ調べましたが、今回は承認から1時間37分で公開まで終わりました。
審査で見られる中身は、2回とも同じです。1回目に受けた指摘を、2回目は提出前に自分でつぶしておいた、というだけのことです。1回目の苦労は、無駄ではありませんでした。
おわりに
DateSealedは、管理画面の「プラグイン → 新規追加」から「DateSealed」で検索して入れられます。記事を公開・更新するたびに、本文のハッシュ(指紋)だけを送り、すぐに署名つきの時刻が、数時間以内にビットコインの記録が残ります。本文や画像は送られません。無料で、登録も要りません。PHP 8.2以上が必要です。
ただし、記録が示すのは「この内容が、その時刻には存在していた」ことだけで、法的効力を保証するものではありません。認定タイムスタンプが必要な場面では、総務大臣の認定を受けた事業者をご利用ください。
使ってみて、不具合や欲しい機能があれば、教えていただけるとうれしいです。
- 公式ページ:DateSealed – WordPress.org
- サービス:DateSealed
- サービス公開の記事:「いつ公開したか」を第三者の台帳に残す無料ツール DateSealed を公開しました
- 1回目の申請の記事:初めてWordPress公式ディレクトリにプラグインを登録するまで
更新履歴
- 第1稿投稿 2026年11月6日 23時25分(記事コンテンツアップ)
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