中古ドメインで失敗した方へ~オークションと中古ドメイン購入どっちが良いの?それぞれのメリットを比較します~

中古ドメインで失敗した方へ

 中古ドメイン購入で、必ず成功する保証はありません。
良く当たり外れがあると言われますが、品質の問題と言うより、お問い合わせされる方の統計からすると、ドメイン選定の問題である事が多いです。
不動産に例えると、間取りや平米数、南向きや選定した駅条件などを間違えているのと同じ状態です。
物件の選定ミスと言う事になります。
自分がSEO施策したい内容をマッチさせる事が重要です!

購入したドメインで、以下の傾向がありませんか?

 以下に該当する項目はありませんか?

  1. ドメインパワー、DRが低い
  2. 安物買いの銭失い
  3. カテゴリのミスマッチ
  4. 目的用途のミスマッチ
  5. ドメイン選定者の特有の問題

ドメインパワー、DRが低い

 カテゴリによるが、
メインサイトであれば、DR37以下
サテライトサイトであれば、DR15以下
の場合、SEO施策に結果が得られない事が、私の統計上、大きいです。

これらの条件に当てはまると、クローラーがほとんど回って来ないため、思った結果が得られない可能性が非常に高いです。
クローラーが回ってこないと、インデックスされず、サイトの評価も変わらないので、検索順位で結果が出ません。

なお、メインサイトの場合であっても、最低条件がAhrefs社の指標のDR37以上(ドメインレーティング)であり、競合他社との兼ね合いで、DR50以上、DR70以上となる場合があります。

安物買いの銭失い

 それなりの結果を期待する場合、それなりの金銭的投資が必要になります。
駅近3分の物件で、80平米の3LDKのマンションを買うのに、300万円では、予算不足です。
中古ドメインの価格が、数千円や数万円で、結果を期待したりしていませんか?
もし、上記の様な予算感であれば、安物買いの銭失いをした可能性が非常に高いです。

 競合他社とのレベル差、ブログやSEO施策する分野がレッドオーシャンなのか、ブルーオーシャンなのかによっても、大きく異なります。
ブルーオーシャンのサテライトサイトならば、安いドメインも活かせると思われますが、そうではない場合、失敗する可能性が濃厚となります。

カテゴリのミスマッチ

 居抜き物件型の中古ドメインで施策する場合、過去のカテゴリ、ジャンルのミスマッチがある場合があります。
中澤個人的には、SEO施策の結果から、必ずしもカテゴリが一致している必要はないと判断します。
ただし、状況とカテゴリによります。

 高ランクドメインが存在するカテゴリであり、カテゴリマッチするならば、一致している方が絶対に良いです。
ですが、世の中全てが一致している条件が存在するわけではありません。
不動産でも、自分に完全一致の不動産があっても、値段の折り合いが付かないなどあると思います。
その場合、カテゴリ一致を諦めるか、近しいカテゴリに合わせるか、カテゴリ一致はあきらめて、ドメインパワーごり押しで行くか判断を強いられます。

目的用途のミスマッチ

 基本的に、価格が安い中古ドメインは、サテライトサイト用です。

  • 被リンクを増やす
  • 少ない検索ボリュームを拾い
  • 被リンクによりドメインパワーを上げる

などが、主な目的として、外部施策として実施されます。

もし、メインサイトで、ブロガーを始めて、ガッツリ稼ごうと思っていたのならば、用途が合っていないドメインを買ってしまったと言う事になります。

ドメイン選定者の特有の問題

 ブログやSNS上で、無償ボランティアと称して、ドメイン選定やドメイン売買の仲介を行っている人は、注意が必要です。
世の中、特にネット上で、無償で、ドメイン選定やボランティア活動する人は、基本いません。
実績があり、資産家の人は、不特定多数の人助けは、絶対に行いません。
将来的に、自分が寄付や投資した結果、それらの経験が、自分の満足度につながると言った明確な目的がある場合などに限ります。
極論言うと、ソフトバンクなど人類に貢献したいと言っている企業に出資、株式投資する方が、確実に人類を豊かにする事に繋がります。
結果を出していないネットで繋がっている人に対して、無償の善意と言うのは裏があると考えてよいでしょう。

 無償でドメイン選定を行う、自称コンサルタントと称している人達は、バックマージン仲介手数料目的である場合があります。
そのため、手数料、料率(パーセンテージ)目的のために、ドメイン品質にそぐわない価格のドメインを勧められる場合があり、特に注意が必要です。

オークションと中古ドメインどっちが良いの?

 メリット、デメリットを説明します。

中古ドメイン

利点(メリット)

  • コンサルタントがチョイスしてくれるので、初めてでも大丈夫で、安心
  • 各種選定を代行している
  • オークションの様に価格が過熱しない
  • 価格が固定金額
  • ペナルティーチェック、ブラックリストチェックが完了した商品なので、不安がない
  • 各種指標が多くの項目で表示されている
  • 過去の経歴もスクリーンショットで見られるようになっている
  • 変なドメインはない
  • ブローカーが調達しているので、投資信託の概念に近い

欠点(デメリット)

  • マイナーなカテゴリは、在庫として存在しない場合がある
    ※ 依頼すれば、在庫調達してもらえる
  • オークションの穴場ドメインの様な安い価格帯はない

ドメインオークション

利点(メリット)

  • 株とかFXやっている人ならば、向いている
  • 過熱していない、人気のないドメインの場合、中古ドメインより安く調達できる場合がある
  • 穴場ドメインを探すワクワク感がある
    ※ 秋葉原などでジャンク商品探すのが好きな人には向いている

欠点(デメリット)

  • 自分で選択して、責任もって入札する必要がある
    ※ 全て自己責任
  • 分析ツールも自腹で準備する必要がある
    ※ 要毎月の月額契約費用
  • 自分で判断する必要
  • 入札が過熱しすぎ、本来の価値以上の価格に高騰する場合がある
  • オークションで複数件入札し、本来必要な数以上落札してしまう場合がある
  • 自称コンサルタントを解さない方が良い
    ※ 情報商材を売るために集客しているので注意が必要
  • 第三者のお勧めドメインは、バックマージン、仲介手数料目的のための場合があるので、ドメインの品質、価格を見合わないことがあるので、特に注意が必要

SNS上で、中古ドメインの選定基準が正しい物かどうか、YesなのかNoなのか解説します

 ICANN公認レジストラ目線で、ドメインを20年以上見てきた中澤が、中古ドメインの選定基準が、正しいかどうか解説して行きます。
SNS上では、一部のインフルエンサーの発言による影響が大きく、本来正しくない内容が伝播する事が多くあります。
特に、検索順位で落ちた際の反響は、大きいです。
逆に、検索順位で好成績で、儲かっている時は、自分のSEO施策が、真似されてしまう懸念があり、発言される事は皆無です。

ペナルティーを受けたら、ドメイン引っ越しすれば良い?

 答え:Yes

経済的合理性を考えた場合、それが成り立つならば、Yesとなります。
例1:スパムリンクのある中古ドメインを使い、一時的に検索上位へ表示、半年後ペナルティーを受けて、ドメイン引っ越し
例2:良質の中古ドメインを使い、コピーコンテンツや生成AIの記事コンテンツ量産で、アフィリエイトで荒稼ぎし、ペナルティーを受けて、ドメイン引っ越し

 これで、採算が取れるならば、ありと言えるでしょう。
ただし、あまり褒められたやり方とは言えません
法的には問題ないかもしれませんが、犯罪を犯しても、名前を変えればOK、見知らぬ大地でゼロから始めればOKみたいな形です。

Google AdSense合格しました!って人信用して良い?

 答え:No

確実に信用しない方が良いでしょう。
ウェブ制作やSEOやっている人間からすると、Google AdSenseは、申請したら、必ず通るものです。
私の中澤祐樹ブログでさえ、1度で申請通過しています。
こんなところで躓いている人の意見は、あまり参考にならないでしょう。
情報収集の対象相手を改めるべきかと思います。

中古ドメインのノウハウや購入サポートしている人は信頼できる?

 答え:No

SNS上で、それらをサポートしている人は、別の目的がある人達です。
情報商材を売りつけられたり、高額な中古ドメインを販売による手数料ビジネスにしている場合があります。
詐欺やマルチ商法、ねずみ講に引っかからないよう関わらないのが吉です。
有償ならともなく、無料の場合、ほとんどが詐欺師と考えて良いでしょう。

アフィリエイト教育や無償コンサルタントは、大丈夫?

 答え:No

どう考えても、Noです。
確実に前項と同じで、情報商材屋さんです。
最初は無料かもしれませんが、徐々に高額商品を買わされます。
高齢者が、無償セミナーでパンや青汁をもらっている内に、段々と高級な布団や意味もなく高額な空気清浄機を買わされる手口と同じです。
無償の提供範囲内で、カモを見つけて、そのカモから回収した資金が、無償の善意を圧倒的に上回っていると言う事です。

中古ドメインは、コアアップデートで死ぬの?

 答え:No

コアアップデートでダメージを受けるのは、えげつないSEO施策している新規ドメインや中古ドメイン、既存サイトであり、ドメイン、ウェブサイト全般です。
中古ドメインだけが、対象となる訳ではありません。
ただし、スパムリンクがほとんどで、無理やりドメインパワーやAhrefs社の指標のDRを上げているドメインは、そもそもブラックなドメインであり、ペナルティーを受ける可能性があります。

生成AIを使って、中古ドメインで楽に稼げるの?

 答え:No

二つの理由から、楽して稼ぐことは絶対に不可能です。

  1. 2024年現在、生成AI(人工知能)は、二番煎じになります
    他者の後追いであり、オリジナルを超える事は、非常に難しいです。
    特にオリジナルには、自然な被リンクが大量に存在しており、コピーコンテンツで上回る事は実質不可能です。

生成AIを活用して、オリジナルコンテンツを上回る付加価値を付ければ、可能かもしれません。
そこまでするのであれば、生成AIは、参考程度に活用する事になります。
楽して稼げる物ではありません。

  1. 楽して稼げると言う概念がおかしいです。
    楽して稼げる物があるならば、誰もがそれを活用するため、楽して稼げないと言う事になります。
    まだ、だれも開拓していない、楽して稼げるという分野においては良いでしょうが、それは、自分で開拓する必要があります。

おまけ:中古ドメインは、数ある施策の中の一つです。
エンジンだけがパワーがあっても、レースで勝つ事は出来ません。
トランスミッションやブレーキ、空力や操縦(運転)能力等が伴って、優勝する事が出来ます。
内部施策、外部施策と大きく分けられますが、外部施策の一部である中古ドメインのドメイン施策のみに頼って、生成AIを活用しても、勝つ事は出来ません。
総合的な能力が求められますので、楽して稼ぐと言う事は出来ないです。

ドメインコンサルタントが、お客様の購入をお手伝いします

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更新履歴

第1稿投稿 2024年7月30日 18時30分(記事コンテンツアップ)