新千歳空港から羽田空港へ(ANA58便、α6400とXperiaで撮り比べた機窓の旅)

19.高度1万メートルの青と主翼

 2026年7月8日、新千歳空港11時30分発のANA58便で羽田へ飛びました。搭乗機はボーイング777(JA713A)。この日は移動そのものをテーマに、Sony α6400とXperia 1 VIIIの2台体制で、搭乗から着陸までの機窓を撮り比べてみました。写真36枚と動画9本とともに、1時間20分ほどの空の旅を振り返ります。


1. 新千歳空港、搭乗まで

 11番搭乗口の案内板には「ANA58 東京 11:30」の表示。窓の外にはこれから乗るB777がボーディングブリッジに接続されていて、隣にはJAL機の姿も見えました。機内に入ると、荷物を収める人たちで通路はまだ落ち着かない時間。窓側の席に座り、主翼越しに誘導路を眺めながら出発を待ちました。

1.新千歳空港11番搭乗口、東京行きANA58便の案内

1.新千歳空港11番搭乗口、東京行きANA58便の案内

2.ターミナル越しに搭乗を待つANA機

2.ターミナル越しに搭乗を待つANA機

3.搭乗直後、出発前の機内の賑わい

3.搭乗直後、出発前の機内の賑わい

4.窓側席から望む主翼と誘導路

4.窓側席から望む主翼と誘導路

5.誘導路ですれ違うジェットスター機

5.誘導路ですれ違うジェットスター機


2. 離陸、新千歳の大地が遠ざかる

 定刻を少し回った頃に機体が動き出しました。誘導路の先に管制塔とターミナルが流れ、11時37分頃に離陸。滑走を始めてから浮き上がるまでの一部始終を、α6400とXperiaの両方で回してみました。上昇するとすぐに樽前の森が眼下に広がり、苫小牧の港と市街、防波堤の延びる海岸線を最後に、機体は太平洋へ抜けていきます。

M1.滑走路へ、出発のタキシング

M2.離陸滑走から浮揚の瞬間まで

M3.離陸、新千歳の大地が遠ざかる

6.誘導路から望む新千歳の管制塔

6.誘導路から望む新千歳の管制塔

7.離陸滑走、流れゆく緑の飛行場

7.離陸滑走、流れゆく緑の飛行場

8.上昇中、眼下に広がる北海道の森

8.上昇中、眼下に広がる北海道の森

9.苫小牧の港と市街を見下ろす

9.苫小牧の港と市街を見下ろす

10.雲を抜けて、苫小牧の海岸線

10.雲を抜けて、苫小牧の海岸線

11.防波堤が延びる苫小牧港を望む

11.防波堤が延びる苫小牧港を望む

12.太平洋へ、北海道の海岸線に別れ

12.太平洋へ、北海道の海岸線に別れ


3. 巡航、雲海の上で

 ベルトサインが消えてからは、機内Wi-Fiを繋いでノートパソコンを開きました。高度1万メートルの上空は、窓の外が雲海と濃紺の空だけになる時間帯。ふと目を上げると雲海の彼方に山影が浮かんでいたり、雲の切れ間から本州の海岸線がのぞいたり、単調なようでいて飽きない眺めが続きます。綿雲が点々と大地に影を落とす景色は、この季節ならではだと思います。

13.機内Wi-Fiを繋いでノートPC作業

13.機内Wi-Fiを繋いでノートPC作業

14.雲海の彼方に浮かぶ山影

14.雲海の彼方に浮かぶ山影

15.雲の切れ間から本州の大地

15.雲の切れ間から本州の大地

M4.巡航の機窓、雲海が流れる

16.巡航高度、主翼と果てしない雲

16.巡航高度、主翼と果てしない雲

17.雲間に見下ろす海岸線

17.雲間に見下ろす海岸線

18.濃紺の空と一面の雲海

18.濃紺の空と一面の雲海

19.高度1万メートルの青と主翼

19.高度1万メートルの青と主翼

20.綿雲が点々と、下界を見下ろす

20.綿雲が点々と、下界を見下ろす

M5.結露した窓越しに流れる雲

21.眼下いっぱいの綿雲と大地

21.眼下いっぱいの綿雲と大地

22.綿雲の隙間に広がる田園地帯

22.綿雲の隙間に広がる田園地帯

23.青空と綿雲、大地のコントラスト

23.青空と綿雲、大地のコントラスト


4. 富士山の影、そして降下へ

 12時半を回った頃、主翼の遥か先に富士山の影が見えました。方角と高さからすぐにそれと分かる、雲海に頭ひとつ抜けた独立峰のシルエット。α6400の望遠でも動画に収めました。やがて機体は降下を始め、千葉の海岸線、東京湾岸のタンク群、房総の谷津田と里山が次々に近づいてきます。

24.主翼の遥か先、富士山の影

24.主翼の遥か先、富士山の影

25.窓枠に切り取られた空と主翼

25.窓枠に切り取られた空と主翼

M6.雲海に頭を出す富士山の影

26.降下開始、見えてきた千葉の海岸線

26.降下開始、見えてきた千葉の海岸線

27.東京湾岸、京葉工業地帯のタンク群

27.東京湾岸、京葉工業地帯のタンク群

28.千葉の港と市街を見下ろす降下

28.千葉の港と市街を見下ろす降下

29.房総の丘陵と田園、翼の下に

29.房総の丘陵と田園、翼の下に

30.上総の緑と東京湾を望む

30.上総の緑と東京湾を望む

31.高度を下げ、近づく房総の田園

31.高度を下げ、近づく房総の田園

32.谷津田と里山、房総の緑を見下ろす

32.谷津田と里山、房総の緑を見下ろす

M7.降下する機窓、房総の大地


5. 羽田着陸

 東京湾の上をぐるりと回り込み、12時52分頃に着陸しました。最終進入から接地、スポイラーが立ち上がって減速するまでを、ここでも2台で並行して撮っています。窓の外に東京の街並みが流れ、ANA機がずらりと並ぶエプロンに滑り込んで、1時間20分ほどの空の旅は終わりました。

M8.東京湾から羽田へ、最終進入と着陸

M9.滑走路へ、着陸と減速の瞬間

33.東京湾上空、着陸態勢へ

33.東京湾上空、着陸態勢へ

34.接地、スポイラーが立ち上がる

34.接地、スポイラーが立ち上がる

35.減速する窓外に東京の街並み

35.減速する窓外に東京の街並み

36.羽田のエプロンへ、ANA機の列に迎えられ

36.羽田のエプロンへ、ANA機の列に迎えられ


6. 撮影機材小話:機窓撮影は一眼とスマホどちらが使いやすいか

 今回の隠れたテーマが、機窓越しの撮影でα6400とXperiaのどちらが使いやすいかという撮り比べでした。結論から言うと、フォーカスの合いやすさはスマホの圧勝です。機窓のアクリルは二重で、反射や細かな傷にAFが引っ張られやすく、α6400では景色ではなく窓面にピントを取られることが度々ありました。Xperiaはカメラを向けた瞬間に景色へフォーカスが飛び、撮り逃しがほとんどありません。離陸や着陸のように一瞬で景色が流れていく場面では、この差がそのまま歩留まりの差になりました。

 一方で、画そのものの厚みはやはりα6400に分があります。雲海に浮かぶ富士山の影(M6)のような遠景の抜けや、苫小牧の海岸線(10・11)の階調はAPS-Cセンサーならでは。適材適所で言えば、動きの速い離着陸はスマホ、腰を据えて撮る遠景と望遠は一眼、という役割分担がこの日の答えでした。


おわりに

 新千歳空港の搭乗口から羽田のエプロンまで、飛行機移動だけを2台のカメラで切り取った一日でした。離陸で遠ざかる北海道の海岸線、高度1万メートルの雲海、その彼方に浮かぶ富士山の影、そして房総の緑から羽田への着陸。いつもは移動の合間に過ぎていく1時間20分が、カメラを構えているだけでこれほど濃くなるのかと思います。次に飛ぶときも、窓側の席を取るつもりです。

使用機材

  • Sony α6400
  • Sony Xperia 1 VIII

更新履歴

第1稿投稿 2026年7月9日(記事コンテンツアップ)