2025年前半のSEOの最新変化情報、変化状況

生成AI、人工知能の影響

 2023年ごろから、ChatGPTの反響で、AIに対する情報が大きく報道されるようになりました。
その辺りから、検索エンジン側でも、とりわけ生成AIを活用したSEOに対して、厳しい審判が下されるようになりました。

生成AIによるコンテンツはペナルティの対象

 生成AIを活用した記事コンテンツの作成は、上位検索にヒットしているサイトほど、ペナルティリスクが高まります。
理由としては、

  • 生成AIに頼った記事コンテンツの公開
  • 独創性のないコンテンツである
  • 上位サイト達の盗作である、二番煎じである

などが、あげられます。

コンテンツのお手本として、生成AIを活用は問題ない

 お手本として、生成AIで情報収集、要約をまとめるなどは、問題となりません。
ですが、それらの情報は、数か月~1年以上古い情報である場合があります。
仮に最新情報であったとしても、既に他の人(上位サイト)が、作り上げた記事コンテンツであるため、いいところ取りになってしまいます。

 情報収集の参考程度にとどめ、自分なりに原稿を作り上げる場合は、検索エンジンによるペナルティリスクは、ないでしょう。
ただ、これらの分類の記事で、上位を狙う場合、既に確立された検索ボリュームに対するSEO施策が浸透しており、分析能力が高い相手に対して、生成AIの分析力に頼ることは、危険を感じます。
例えるならば、IQ80の人が、生成AIを活用して、IQ150の人に勝てるのか?と言うことです。
当然ながら、IQ150の人も、生成AIだけに留まらず、AI、人工知能全般を活用している可能性もあります。

2025年前半のSEOの変化情報、変化状況

2024年のコアアップデートから、大きな変化はなし

 私が関わっている、情報を得ているウェブサイトでは、2024年のコアアップデートの影響を受けたサイトは多くありました。
それが、検索順位下落にとどまらず、逆に上がった事例もあります。
2024年から2025年上半期にかけて、SEO施策の大きな変化は見られません。
生成AIが注目を受けて、検索エンジンは大きく動きましたが、それ以降の変化は、少ないです。

SEO施策の内容も変化がない

 実行すべきSEO施策の中身も、大きく変化がありません。
基本に忠実に対応すべしといった感じです。
検索エンジンも、中核となる判断材料は、変化がなく、生成AIに対処している程度です。
20年以上築き上げた検索エンジンのコアは、そう簡単に動かないです。

情報入手手段、露出機会の変化

 検索エンジンによるAI要約の台頭により、ウェブサイトへのアクセス機会の変化が起きています。
かく言う私も、検索エンジンの要約で、検索機能の使用を中断することが増えています。
より詳しく手短に、情報の一覧を見たい場合は、Windows搭載のCoPilotに頼ることが多いです。
会社の事業、従業員の負荷軽減で、ChatGPTやそのAPIの活用はしておりますが、Windowsの左下のアイコンから、すぐに検索できる利点は大きいです。

アフィエイトでは、露出機会は大きく減らないだろう

 アフィエイトを行うブログやコーポレートサイトでは、前述の様な露出機会の現象は少ないと見ています。
最大の理由として、読み手に取って、最終的には、何かしらの特典とリンクを踏む必要があるためです。
特に、アフィエイト経由での特典がある場合、読者は広告であっても、率先的に広告経由で申し込みしたいと考えるからです。

 例えるならば、光回線の代理店経由で、1年間利用料が1,000円下がるといった料金プランと同様です。
通常のNTTに、直で申し込むと、そういった特典が得られないので、ポスティングされるチラシを見て利用される方が、一定数いるからでしょう。

結論

 直近1年程度の間は、引き続き、内部施策、外部施策が重要となるでしょう。
AGI(Artificial General Intelligence:汎用型AI)が、生まれて来るまでは、人間が考えて、独創性がある記事コンテンツが、有効と思われます。
さらに先になると思いますが、ASI(Artificial Superintelligence:人工超知能)が出てきたら、天才が書く記事には叶わなくなるかもしれません。

更新履歴

第1稿投稿 2025年5月17日 10時00分(記事コンテンツアップ)