こんにちは、中澤です。
インターネットのルールを話し合う場、というと「スーツを着たおじさんたちの会議」をイメージしがち。でもIGF 2025では、20代前後の若者たちが主役のセッションがいくつも開かれました。これが「Youth IGF(ユースIGF)」です。この記事では、若者が何を語り、何を変えようとしているかを紹介します。
会場の雰囲気(公式写真より)
そもそもYouth IGFって?
Youth IGF(ユースIGF)は、18〜30歳くらいの若者が中心となって運営するIGF のこと。国ごとのYouth IGFが世界各地にあり、毎年グローバルIGFの中でも大きなセッションが開かれます。
「若者版IGF」と聞くと簡易版のイメージを持ちやすいですが、中身はかなり本格派。ネットガバナンスの議論だけでなく、各国代表への提言書 を毎年まとめて発表しています。
2025年に若者が挙げた優先課題
IGF 2025のYouth Summitでは、世界中の若者が話し合って 4つの優先課題 にまとまりました。
- デジタル包摂 — スマホも持てない友達をどう減らす?
- デジタルスキルとリテラシー — 学校でフェイクニュースの見分け方を教えよう
- オンラインの安全とメンタルヘルス — SNSで心が疲れる若者をどう守る?
- ガバナンスへの若者参加 — 決める場に若者を入れてほしい
いずれも「大人が勝手に考えた課題」ではなく、若者自身が当事者として感じている問題 なのが特徴です。
日本の若者はどこにいる?
残念ながら、IGF 2025のYouth枠に 日本から参加した若者は数名 にとどまりました。アジアではインド、ネパール、インドネシア、パキスタン、ベトナムなどが若者派遣に積極的で、日本の存在感は薄い のが現状です。
理由はいくつかあります。英語の壁、旅費の自己負担、学校・会社の理解不足、そして 「そもそもこういう場があることを知らない」。最後の問題は、情報発信で解決できます。だから中澤はこうして記事を書いています。
若者セッションで印象的だった3つの発言
Youth IGFの質疑応答で注目を集めた発言を紹介します。
- アフリカのある17歳の発言:「教育用PCが学校に1台しかない。それなのにAIで宿題をやるなと言われても現実が違う」
- 中南米の大学生:「若者向けのネットの規則なのに、決める会議に若者が呼ばれない」
- アジアの20代起業家:「スタートアップを育てたいなら、若者がデータで失敗できる環境を作ってほしい」
どれも "机上の議論" を一気に現実に引き戻す鋭さ がありました。
日本の若者が参加するには
「興味あるけど、ハードルが高そう」という日本の若者のために、3つの入口を紹介します。
- 日本IGFのユースプログラム — 日本語で参加でき、旅費補助のある年もある
- AprIGF Youth Fellowship — アジア太平洋のユース向け。英語必須だが補助あり
- オンライン参加 — グローバルIGFは全セッションオンライン配信。無料で見られる
最初から「登壇する」必要はありません。「聞くだけ」が最初の一歩 として立派です。
まとめ
ネットの未来を決めるのは、ネットを長く使い続ける世代の声。それは 今の20代、10代 のはずです。日本IGF支援機構は、若者が気軽に参加できる入り口を広げる活動をしています。この記事を読んで「ちょっと気になるな」と思ったら、まずは日本IGFのSNSをフォローしてみてください。
関連リンク
- Youth IGF 公式: https://events.youthigf.com/
- IGF 2025 公式: https://www.igf2025.no/
- 日本IGF: https://japanigf.jp/
- 参考:中澤祐樹ブログ https://nkzw.jp/category/igf/
更新履歴
第1稿投稿 2026年4月29日 12時22分(記事コンテンツアップ)
— 中澤祐樹

